そこは何処なのかはおおよそは分かっているのだが、特定しにくい場所にあった。
(私は確かに愛されているのに。) しっとりとした悲恋もの。得られぬ充足感に、目をそらしたのは。
顔なんかどうでもいい。性格も二の次。私、彼のこと何も知らないけど、彼の爪はだれより長いことみつめてる自信がある。
町外れに古い松が何本か植えられており、小さな古墳のような丘になっている。