冬の夜空に輝く夢幻の星々。 消滅した恒星から放たれた光は、湾曲した時空を経て僕にその存在を証明している。 死から生まれた輝き、目的のない旅、いつか終わりが訪れるのだろうか。 誰もが暗幕の星々の美しさに魅了される。 果てしない旅、ここにたどり着くまでに何億光年の間、闇を照らし続けて来たのだろう。 人は明日を思い夢を語るが、過去だけが存在する。 今に留まることさえ出来ない。 僕の夢はすでに過ぎ去り、残された時間はさほどの意味も持たず過去へ書き変わって行く。 未来を刻む時計は、終焉へむかっている。 もっと早く気づくべきだった。 忘れられない時、叶えたかった夢。
†Cry/シリーズ・零R③† 人間は雑種の化け物より弱く、雑種は純血の化け物に疎まれ、純血は人間に関わることに制約のある「宝界」。人間の国と化け物の国で静かな争いが続く中で、人間の王女達と共に戦うことを決めたヒト殺しの少年は、「気ままな死の天使」と共に惨い運命に巻き込まれる。 image song:五月の魔法 by Kalafina
†Cry/シリーズ・A版④† 悪魔使いの力を持って新生した幼女猫羽は、自分を助けてくれたラピスを助けるために「花の御所」の門を叩く。直観探偵シリーズよりも昔の異世界で、猫羽と烏丸悠夜がなんだかんだと協力していく邂逅編。一応単独で読めます。 image song:本当の音 by KOKIA