8年前、ある国が空襲により戦争に負けた。 この大空襲から始まる、戦中と戦後の物語。 人は何を守るのか。何を失って泣くのか。 やがて全てが繋がる、ファンタジーでもなく戦記でもない物語。
天才科学者である祖父を持つ慎は、今日も祖父に呼び出されて自慢の発明品を見せ付けられる。事あるごとに見せ付けられる慎はうんざりしていたが、今回の発明品はこれまでと一味違うもので…。
――目の前の、生物から少女へ明らかな変化を見せた子供は、円らな目で僕を見て、そして人買いに買われた少女のように絶望的な顔で「お世話になります。よろしくお願いします」とおじぎをした。