「1967年、ラリー・ピアーズ監督。チンピラを演ずるは、トニー・ムサンテとマーティン・シーン。 ……」
街道は繁みの中に入ると視界が狭くなる。一人の武者がのんびりと歩いている。
いつもの商店街で、いつもと違う出会い。 中学生・ヒカルは、大人の女性・アイと出会う。 情熱的な恋心とコロッケパンは、冷めないほうがきっといい。
君は何を求めている? 君が欲しいものは何でもあげるから、優しく笑ってよ。 愛を無くした人間がもう一度だれかを愛することができるのかな。 君以上に強くなりたい。 君をだれよりも守りたい。 愛を粉々になるまで食べ尽くして、私と君の心が満たされればいいのに。
「これは悪夢だと思います」
せわしなく、要点も無く饒舌な汚らしい身なりの男。長い髪の毛が短くなる度何かをつぶやいている。
「1998年、アレックス・プロヤス監督。常に怪訝な音楽につつまれた ……」
「2005年、ラース・フォン・トリアー監督。トリアー監督による時代論の結晶。 ……」