この世界とは、似ているけど少し違う。そんなパラレル・ワールドのお話… 地球外から突如、現れた異星人。彼らの考えは地球人の常識を逸脱しており、即座に地球へ攻撃を仕掛けて来た。目的は…『侵略』…言葉の通じない相手の考えが解る程、彼らの行動は大きかった。 そこで国連は、この戦争を『第3次世界大戦』と宣誓。全国家が協力して立ち向かう必要性があると宣言。 各国家より優れた兵士を収集。新・国連軍2個大隊を立ち上げ、各国の軍と共に反撃を開始する。 しかし、新しい兵器を開発するまでに、数多くの犠牲を払ってしまった地球側は、特別な訓練を受けた13歳以上の少年達からなる第3大隊『トライアド』を設立。形勢の逆転を計る。
世界は幾多にも分岐している。 しかし、人よりも深い智を持つ聖人が、人よりも永い命を持つ人造の人間が造られても───結局、戦争がなくなることはなかった。 高度な智能を持って生まれた。 それが、戦争が起きる理由。 しがない従軍記者・ヴィルヘルムは、軍より徴兵命令を下されたことを切っ掛けに、雪が降り積もるアルタイの地にて蒼空色の眼を持つ一人の軍人と出逢った。 明確な善悪が存在しない戦場。青年はその中で、人の尊さと業を知り、大切な“モノ”を見つける。 これはその切っ掛けを描いた物語だ───。
太陽系の燃え尽きた後に残されたものは・・・? SF小説マニアが喜びそうなショートストーリーです。 どの程度、この内容を理解して「ニヤリ」と出来るでしょう? 古典的なSFのストーリーをご存じの方には、面白いお話に仕上がっていると思っています。
「また火星に行きましょうね」とアリスは死の床で夫のメルに言った。しかしメルもアリスも火星に行ったことなどなかった。しかも死体を解剖した医者は、アリスが人間ではなかったことを彼に告げるのだった。謎を解く鍵は火星にある。メルは火星へ行く宇宙船に潜入した。記憶を主題にしたSFならではのサスペンス。
人と機械と情報とー この世の割合は 人、機械がそれぞれ四割 情報が二割 そうやって安定を保っている。 人として、機械として、情報として、 僕達は生きていくー筈だった。
これは、僕と言う名の「精霊」の話。 ――――…美味しかったよ、キミのクッキー。無責任だけど、本気になる前に、バイバイ。
バカな事をいつも考えている、自称『天才高校生』こと、鈴木太郎は、過去の失敗から、人と関わらないように生きてきた。そんなある日、ある少女と、わずか30センチしか離れていない距離で運命の出会いをすることになる。それが前の席の渡辺美優だった。だが、この少女は、なんと『人の思考を読める』力を持っていた。それを知った翌日、イルカの着ぐるみを着た謎の人物に出会う。そこで衝撃の事実を知った太郎は、秘密を知ることと引き換えに、狙われる彼女を「守る」ことを約束する。そのかわり条件が一つあって、彼女に本当のことを知られないこと。その後、太郎は、彼女と約束を交わすことになる。しかし、太郎と美優はそれぞれ違う意味で約束を交わしていた。そして、その日から、お互いの勘違いした日々が始まった。太郎の三日における聖戦の始まり。
火星の軌道に突然あらわれた巨大な宇宙船。管制局になんの連絡も入れてこないこの船は、どうやら無人のまま飛んできたらしい。この宇宙船の謎を探るべく、関税捜査支部はウォーリックら三名を調査におもむかせた。不気味なサスペンスが横溢するホラーの短編。
たびたび主人公をトラブルに巻き込んできた,気の強い幼馴染のアリサ. 図書館に呼び出された主人公. 不可抗力で「マホウ」を手に入れてしまう. この世界の秘密に迫りつつ,手にした魔法を駆使して日常を取りもどせるのか. ファンタジーのようなSFのような,未来に実際にあるかも知れないような話. 気軽に読めるように台詞中心の短編にまとめてみました.
行き先不明のバスに乗り込む女教師。それは実在のバスではなく、死に至る意識を乗せてゆくバス。途中下車出来なければ、行き先は果たして?乗り合わせた、サラリーマン、フリーター、女子高生、それぞれの運命はいかに?セクハラ教師に暴力団が暗躍する中、超能力、人格障害が物語を思わぬ方向へ……。