未来、もしも環境問題やエネルギー問題などあらゆる問題が解決不可能となった時。もしそうなったらどうなるだろう。 2355年生まれをもって、それ以降生まれる人間すべての戸籍登録を拒否し、彼らの基本的人権の尊重を放棄する。それがこの世界の選択だった。
雪の降り止まない街。今は使われなくなった電波塔の上で、ひとりの少女が赤い携帯電話を拾った。そこから紡がれる、幼くて、優しくて、小さな物語。 白雪の舞う街で起こる奇跡は、どこへ舞っていく――。
何とか貯めていたネタ2話分をUP出来ました。 11話は少しずつ敵の魔の手にこまちは迫られるがどうする? らへんです。 第11話もまた更新を開けるかも知れないですが都合なので御了承願います。これからもこのお話を宜しくお願いします。
「今が楽しければそれでいい」 石田 孝空(イシダ タカラ)は高校2年の夏、進路希望調査を白紙のままで出した。彼には将来の夢が全くなく、それを見つける気すら起こっていなかった。目先のことだけを考えてきた孝空は落ちこぼれと言われる存在になりつつあった。 2020年、7月7日。 昼休み、学校の屋上に偶然用事があった孝空はそこで、彼が密かに想いを寄せている少女、 神原 紗流々(カミハラ シャルル)に偶然出会う。照れ戸惑う孝空に対し、彼女は突然、謎の質問をする。 「今日で……世界が終わるとしたら……石田君はどうする?」 唖然とする孝空に彼女は、さらに自分が人間ではなく、神に遣わされた死神であることを告白する。 世界の終わりの青春黒歴史ファンタジー。