事務用品のレンタル会社に勤めている小林は、いつものように駅を出て、徒歩で会社に向かっていた。本当は自転車の方が楽なのだが、度々盗難にあい、仕方なく歩くことにしたのだ。最初の信号が赤になり、立ち止まってスマホを見た。相変わらず広告が多い...
【短編】降り続けている雨の音にまどろみかけている僕は、中学生だったときの記憶を思い出していた。冷えた白い秋の季節が、僕に感傷の苦しみを心底で燻らせた。
【短編】ある猫は悩んでいた。それは猫が恋している女学生の顔から、笑顔が消えたことだった。どうして彼女は変わってしまったのか、猫はわからないでいた。彼女の失くしてしまった表情を見つけ出すため、猫は自分なりに彼女を救おうと努力するが……。