他の人には見えない正体不明の「何か」が見える男、明人は恋人に自殺されていた。 本人は吹っ切ろうとしているがそれが出来ず、結局は引き摺って生活していたある日、この日本の街中で「強い風に吹かれて」異世界にある空に浮かぶ都市、アデーレへと飛ばされてしまう。 聞けば、今まで嵐や大雪等といった天災に縁のない空中都市だったのだが、近年それらが発生しだしたので、実は何らかの連動があるという明人の世界の空の観察、干渉を試みようとしていた所、手違いで明人を「こちら」へ引っ張りだしてしまったのだとか…… そう説明をするのはそんな天災に立ち向かうべく立ち上げられた組織、天候保安課の職員ローター。その肩に乗っているのは、一見するとひ弱でか弱そうな羽の生えた動物、Frail Guardianであった。
二十三年ぶりに日本に訪れた「しっぽの日」、次に日本に訪れるのは十九年後。 ピークの二時四十分に向けて、彼らのしっぽが伸びてくる。 そんなしっぽの日に、好奇心を満たそうと画策する二人の会話劇。
大人が…、人類が生き残る為に子供たちが犠牲になる…。 そんな世の中間違ってる! そんな事、誰だって分かっているんだ。※続きは本文へ。@ココミュ(台本)
なんでも、いくらでも、願いを叶えてくれる神様が目の前に現れたら、あなたはどうしますか? 会社帰りのくたびれた青年は、そんな突然の非現実に驚きつつも、恐る恐る神様との「対話」を始めます。 一話完結、『神様』シリーズの第一作目、「対話」です。
彼らは、持ち主と見た景色を忘れない。 中古カメラ店のショーケースの中で、カメラたちが以前の持ち主との想い出を語ります。 彼らがどんな景色を見てきたのか、ちょっと聞いてみませんか?