舞台は、物の怪がまことのものと信じられている世界にある東の島国。そこでは人間と、「妖怪」と呼ばれる種族が同じ時間軸を生きていた。尤も彼らは互いに住む世界を分かち、絶妙な距離感をもって銘々の暮らしを展開していた。 島国の東の地方には、然るべき者たちのいなくなった小さな廃神社がある。 そこには、妖怪であれば誰もが恐れる真紅の【鬼】が住んでいた。この【鬼】には、気の置けない仲間の妖怪が四人いる。【鬼】の傍に長年連れ添う、蒼い毛並みの小さな【猫又】。東地方随一の原生林「緑の森」を守る主、草色の【送り狼】。南地方の農村に祀られた、歌が好きな四尾の【妖狐】。北地方の霊峰の山神に仕える、山神見習いの【鴉天狗】。 そんな五人が遭遇する、どこか奇妙な与太話。 それは各々の記憶を映す追憶の物語か。 はたまた妖怪と人間の因縁を巡る戦いの記録か。
「この地球、この世界が、ちょっとおかしくなってきていると思いませんか? 人間の欲望はどこまで果てしないのでしょう」 周りに現れる動物達が、そう騒いでいます。この環境がおかしくなってきていると訴えています。「表を見ても、裏からは本物が見えたりする。魂は、本当のことを分かっている。自由は自分の魂の中にある。それでも『生きている』っていうことはこの瞬間に、大切なことなのだよ」 by ラッキー 「ワナリーの仲間達」の、番外編で、ボツになったお話です。皆様が平穏無事でありますように!
お喋りも上手にできない僕の自慢は、1つ年下の弟「タイチ」。 弟はみるみるうちに成長して兄を飛び越し、置いていかれた兄は弟を誇りに思う。 タイチ、おっきくなれよ。
自分に自信が無い男。そんな男の前に不思議な洋館が現れる、そこには過去の自分と会話することが出来るという謎の美女がいた。 果たして、彼を待つのは明るい未来なのだろうか。 初投稿です。気楽に読んでもらえると大変嬉しいです。