出勤前にざっとニュースだけ見ておこうと、斉藤はテレビの電源を入れた。ちょうど、いつものアナウンサーがニュースを読み上げているところだった。《劭吧E旻…妟た捷コ、燗ァ妍√そ宊…尬岔Bっ阨サ》「な、なんだこれ」 驚いたことに、アナウンサーが......
カネってもんはよ、欲しがれば欲しがるほど逃げていく。ホントだぜ。おれだって、昔は宇宙海賊としちゃあ、ちっとは名の売れたお兄いさんだったが、もっともっと儲かってやろうと欲をかいたのがいけなかった。なんだよ。聞きたくねえのか。いくら焦って......
《ご主人さま、朝になりました。お目覚めください》 一人暮らしの翔太を起こしに来たのは、愛用している電脳スーツだった。だが、明け方までゲームを楽しんでいた翔太は、とても起きられない。「あと五分」《仕方ありませんね。お休みのままで結構ですので......
見た目はごく普通のコンビニだった。その入口の前に立ち、浅井は迷っていた。(変なとこじゃなさそうだけど、時給一万円なんてホントかなあ) 店舗の前面はガラス張りなので、中の様子も見て取れる。ちょうど一人の客が出て行き、店内には、制服を着た......
店の前でさんざんためらったが、吾妻は思い切って入ってみることにした。「いらっしゃいませ」いかにも営業用という笑顔で出迎えたのは、レストランなどで見かけるソムリエの恰好をした男だった。 吾妻はあわてて頭を下げた。「あ、すみません、間違えたみたい…
どうして夫は毎日帰りが遅いのだろう。忙しい忙しいって言うけど、それならもっと残業代がついても良さそうなものだ。それを聞くと「仕事が終わらなくて自主的に残っているのは、残業として認められないんだ」って。それって『サービス残業』もいいところじゃない…
後方でサイレンが鳴った瞬間、高畑はしまったと思ったが、もう遅かった。すぐに、白バイのスピーカーから音声が聞こえてきた。《青のフィットネスにご乗車のドライバーさま、制限速度をオーバーされていますよ。恐れ入りますが、路肩に寄せて停止してくださいませ…
読む時間目安:8分 あらすじ: 麻薬、アルコール、スマートフォン… 僕たちは、自分でも気づかないうちに、何かに依存している生き物です
『ンゴロ家・アチャリ家・スポバラ家 結婚披露宴』という表示が出ている会場の前で、礼服を着た男が携帯電話で話しながら、行ったり来たりしていた。「無理ですよ、部長。代わりに乾杯の挨拶なんて。そりゃ、確かに、ゴロゲンくんの直属の上司はわたしですけど…
長い間眠っていたはずだが、人工冬眠中は夢を見ないせいか、大和田にとってはアッという間だった。宇宙へ旅立つ大和田のために、友人たちが催してくれた壮行会が昨日のことのように思える。(それとも、発射直後に何かトラブルでも発生して、すぐに起こされたんじゃ…
オタク男子高校生・芦屋陽介が目を覚ますとそこは見たこともない世界だった。異世界に招かれた「選ばれし者」と勘違いした陽介は、偉そうな仙女から自分が死んだことを告げられる。そして、蘇らせる条件に金喰い(キョンシー)を倒して欲しいと、道士契約することになった。未完ですので、途中半端です。