秋の心はつれない。 愁うという。 憂鬱だ。 怠惰な人生に期待し祈りを シスター その体の柔らかさで多くの子どもらを育み、愛で抱く。 或る秋シスター食べなかった。 飢饉で食糧不足 子どもに食べさせるために シスターは食べなかった。 30日シスターは死んだ。 リチウム欠乏でなくなった。
逢えない二人 夏と冬 秋と春 年に一度は七夕 だったらさ、世界と世界はいつ会えるのかい 世界の終わり? 世界の始まり?
(ひとこと紹介文) 2016年12月文芸社より出版済の弊著、社会人野球小説『野武士軍団の詩(うた)』に続くストーリーになっています。どうぞお楽しみください。