松木結衣子

サイエンス系の小説とかSFとか雑貨とかガーデニングが好きなパートで働く普通のおばさんです

 小説を書くのは久しぶりなので自信はないのですが、夢中になれる唯一の趣味なので、トライすることにしました。とはいってもお酒を飲んでるわけでもないのに、頭の中で文章を組み立てようとすると、ろれつが回らなくなるなるのが、ちょっと心配です。歳のせいとは思いたくないのですが、、。
 書きたいものは、宇宙とか素粒子とか、遺伝子とか細胞とか、言葉とか、日常と密接に関わっているというのに、なぜかいつも気に留めてもらうこともなく、気ままに存在している物たちの話です。人々とシンクロしたときに見せる彼らの表情を、できれば笑顔だけ50個作りたいのですが、どうなることやら。
 ヒックス粒子発見のニュースはまだ記憶に新しいですが、当時は朝から深夜まで新聞でもテレビでも同じような説明が流れていました。
 「さて、今回発見されたヒックス粒子ですが、どうやらこの粒子がなければ地球も宇宙も誕生してなかったそうです。ヒックス粒子とは、最初に質量をもたらした宇宙や生命の源のようなものなのですね。夢がありますね。ではみなさん良い一日を」
 でもそれって、素朴な疑問が次から次と浮かんできたのは私だけなのでしょうか。
 ヒックス粒子ってどういう感触?素粒子に質量を持たせる単なる記号のようなもの?それとも他の次元に住む人々の思考から流れてきたジャズみたいなもの?
 私たちには視ることのできない小さな世界が繰り広げる数々の幸せや恐怖を、人々の感覚と祈りを通しながら描いてみようと思います。