masore

ほんまそれ、から名前をとりました。

関西人が好きです。好きなことやってる人が好きです。難しい言葉が好きです。細かいことが好きです。儚いって字面が好きです。ベースが好きです。ドラムも好きです。美味しいものが好きです。色が好きです。変わってることが好きです。理論に裏付けされたものが好きです。されてないものも好きです。嫌いなものはくだらない悪口と過度な一般化と自分の意思を持っていない人間です。

花束と陽炎

ーこの湖には、たくさんの人が訪れる。いろんな思いを抱えてあの崖から湖を目指していく。 その姿は悲しくて儚くて、美しい。ー 湖の近くに高い崖がありまして、そこが自殺スポットだっていう話です。 プロローグに出ている「僕」というのはここで事故死した男の子の地縛霊でして、自殺していく人間たちを眺めて生活しています。 「僕」は自分が死んだということについてまだ実感が湧いておらず、死というものに対しても否定的です。 しかし、飛び降りていく彼ら彼女らの抱える思いを見続けていると、だんだん考え方も変わっていきます。 死というものが、彼らにとってどんな存在であるのか。死とは必ずしも悪いものなのか。そもそも、生きるとはなんなのか? 死んでしまった後にこれらのことについて考え出した「僕」の切ないストーリーです。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND