冬野 暉

冬野 暉

旧名:蒼山れい。主に古のティーン向け風小説を書いています。

君はみなぎわの光

七洲を統べる大皇の娘として生まれた夕星には前世の記憶がある。だれにも打ち明けられない秘密を抱え、暗い森の古宮に隠れ住む日々。心の支えは双子の姉媛・明星だけ。しかし、海を越えてやってきた少年が燃え落ちる星の運命を変えた――影と光のあわいを駆けめぐる、古代日本風・異世界転生譚。

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月汀の君に乞う

珊瑚の海に浮かぶ島嶼群から成る藩王国・伊玖那見。闇と死を司る太母神を信仰し、呪術が支配するこの国では、世継ぎである稚神女が空位のままだった。第二王女の燦は候補のひとりだが、彼女には異父妹の香彌こそが世継ぎになるという確信があった。香彌の治世で力を尽くすことを待ち望む燦。しかし運命の波濤は、思わぬ未来へと少女を押し流していく――古代アジア風・架空王朝ファンタジー。

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筍掘り

亡くなった祖父の家の取り壊しが決まった。娘を連れて遺品整理に訪れた私は、かつて祖父といっしょに筍掘りに出かけたお山で奇怪な存在と対峙する。

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青いダリヤ

習作/姉様は狂い咲きのダリヤのような女でした。

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満月の恋

そして彼女は、人魚姫と呼ばれるようになりました。

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きみの指は波間に摘んだ花の色

習作/生まれたばかりの甥の爪は、兄と拾い集めた桜貝の欠片を思わせた。

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おやすみなさい、エリゲネイア

二百三十年にも及ぶ大帝国の歴史は、今まさに落日を迎えようとしていた。その死を以て帝国崩壊の動乱を鎮めんと最後の皇帝となった少女。彼女が眠る棺を用意した、離宮の留守居役の騎士。ふたりが願った、永遠のかたちについて。

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そして魔女は塔を下りた

王国でいちばん高い塔のてっぺんには魔女が住んでいる。塔の魔女と呼ばれた娘の、いつか御伽噺になる恋物語。【#魔女集会で会いましょう】

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春よ来い(咲けないつぼみの上にこそ)

春はまだ遠い夜、咲けないつぼみをわたしたちはひっそりと葬るのだ。

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最後の竜が生まれるところ

鴎流しと呼ばれる雪嵐に見舞われた港町。足止めを食らった旅人たちが集う宿の酒場で、ある男が退屈凌ぎの一興を提案する。大陸の西の果て、謂れの途絶えた土地にまつわる『歴史作り』。物語の題材として示された十の遺物のひとつ、謎めいた魚の鱗を手渡された薬売りは、懐かしい記憶に導かれるまま口を開いた。「竜になるという魚を知っているかい?」錬金術師の末裔が物語る、斜陽の時代の妖精譚。

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