*星空文庫

森カラ

即興小説の加筆修正したものなどを載せています。

小説を読むことと書くことが好きです。好きな作家は絲山秋子、中島京子、高村薫、中村文則、桜庭一樹などなど。

おんなたちの穴

夜毎、おんなたちは穴を掘る。 誰にも見つからないように、人々が寝静まった後に。 まるでさまざまな憎悪を殺すように一心不乱に掘り続ける。 そうして深くなった穴に落ち、ひとり、そこで見るものとは――。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2018-06-11

ぼくたちがあの魚を欲しがったのは

あの夏、どうしてぼくらはあの青い魚を欲しがったのか。 そう今聞いたら、あなたは何と答える? ふたりで始めたまるで隠居みたいなに静かで出口のない四年半の暮らしの中で、この青い命を、そしてやがてくる死をずっと共有していくはずだった。でもあなたは理由も告げずにある日ここを出て行った。 そして一年半経ち、あなたはぼくの元に裏切りの手紙を送ってよこしたのだ。

  • 小説
  • 短編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2018-04-05

夏の日の革命

ノストラダムスの予言に世間が沸く中、ひとりの少年が小さな特攻を決意した。傍観者であることを約束させられた私は、少年の特攻の一部始終を見ることになり――。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2018-03-25

花火の終わり

あの夏、わたしたちは幼馴染の家の犬を殴り殺した。ふたりでしたその罪深い悪行で、わたしは、彼のもっとも美しい顔を手に入れたと思った、のに。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2017-09-11

向かいの家に越してきた、いつも子供用の傘を抱いている女。それはぼくだけの不思議だった。 しかしそれが崩れ、女を勝手に語られ始めたとき、ぼくはひどい苛立ちに苛まれる。 そのとき、ぼくは自分の奥底に隠れていた下卑た欲望と、ひとつの可能性を知ることになる。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2017-08-09

復讐

今や見ている方向は同じだと思っていた。この穏やかな日常は互いの望みの先にあるものだと思ってきた。でもそれじゃあどうしてあなたのボタンはひとつも緩んでいないんだろう。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2017-07-27

キッ、ャケ・、ュ、タ

一日の終わりにネットに接続することを楽しみにしていた僕に、突然一通のダイレクトメッセージが送られてきた。それは、これまで人の言葉に揺れたことのなかった僕を激しく揺るがすものだった。

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2015-06-28

さよなら、ストレンジャー

11歳のとき誘拐に遭い、犯人の死に立ち会って以来、その記憶に縛られてきた女の子が20歳になって再びその現場に赴き、ある異国の少年に出会って解放されていくおはなしです。

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2015-06-28

空白の告白

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2015-06-28

蕎麦とジャージと真夜中と

孤独の恐怖からストーカー行為を繰り返してしまう女の子が、蕎麦屋で出会った緑色のダサいジャージを着た青年に諭される話です。

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
  • Copyrighted
  • 2015-06-28