物集信

北杜夫氏の「楡家の人びと」ののびやかに描かれた過去が好きです。

平凡な田舎に生を受けた一介の田舎者です。昭和25年生まれ。生まれた年は朝鮮戦争勃発。そこから日本は特需により、経済が回復。国連軍の屍体が小倉に続々空輸されたそうです。吉田首相は軍隊を再生させる気はなかったらしいが、否応なく反共体制に組み込まれることになる。やがて10歳くらいから、黄金の昭和30年代、東京タワーが建ち、オリンピックもやれた。人々は明日もよい暮らしと働く楽しみが満ち満ちていた。生活を楽しむゆとりが生まれ、思春期の頃石津さんのアイビー全盛。港区青山通りが脚光を浴びだした。ヴァン本社近くのオレンジハウス、そこでフィンランドアラビアのルスカマグカップを買いました。

じっさま友次郎と母梅香

爺さん、親父、お袋、私が一緒に藁葺きの古い家で、暮らしていた記憶です。

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