物書きとして未熟者ですが、よろしくお願いします。
徒然なるままに小説を書いています。
日常のほのぼの系からじんわり系を目指しています。よければご感想いただければ嬉しいです。
大学生の俺のささやかな楽しみを邪魔したのは歩道で眠る女性だった。 しかも、その女性はよく見ると小学生の頃の友人で、俺の家に一晩泊めてくれと頼みこんできた。 同じ年齢だけど、学生と社会人で大きく変わってしまった環境と、それでも変わらないものを描いた心がほんわかと温まる恋愛未満の短編です。今回は食欲の秋なので「牛肉」をテーマに書きました。
父の日に、ちなんで作りました。 俺は父が苦手だ。 そんな父と運転免許証を取った当日、ひょんなことからドライブへ行くことになる。 苦手だった父がドライブ中に見せる表情の変化に戸惑いつつ、俺は車を走らせる。 不器用な父と息子のぎこちないけど、温かな短編です。
ボクは柴犬です。 名前はゴローといいます。 人の笑う顔が好きです。 幼い頃に母と別れて、この家にもらわれてきました。 家族のかなちゃんとは小さい頃から大の仲良しです。 でも、最近かなちゃんの元気がなくなってきました。 そんな僕にできることはかなちゃんに笑いかけることぐらいです。 傷ついた少女と笑顔の好きな柴犬との温かな短編です。 よければご一読お願いします。
五月病ってやつでしょうか。 仕事は順調。 それでも埋まることのない空虚な思いがずっと胸にありました。 そんな五月のとある日曜日。 気分転換に出掛けた近くの公園で出会った小学生の男の子。 その子が私の薬指を訊ねた時から始まる物語。 ちょっと切なくて再生の恋の話。
俺と母さんは二人暮らし。 父と離婚した母は喫茶店のマスターをしている。 忙しくも幸せな日々を送っていたが、俺は母への後ろめたい気持ちがずっとあった……。 母の日に送る不器用な二人の暖かい家族の物語。
あらすじ。 高校三年の春、俺はある女の子に恋をした。 同じ車両の、同じ時間、見つめるだけの片想いを一年間過ごした。 一年後、その女の子と再会する。 再会の場所は、閉じ込められたエレベーターの中で。 7、8分程のちょっとほろ苦い恋の短編。