ごめん手

エイ

エイは悩んでいた。 悩んでいたのがわからなかった。 そう思っていた。うん、悩みなどなかったのかもしれないとも思わなかった。 私はただ、エイはさっきまで悩んでいたのだと今思った。 なぜならエイは私の真下で腸をぶちまけていたのだから。 17年後の今日、私は殺された。

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