火陽文庫

山と川、或いは、空と海の間に潜む何物か、が好きです。あ。それと、空間と空間に蠢くアレとか。

 その本好きを運命づけたのは、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ『青銅の魔人』と、小松左京が描いた一大叙事詩『果てしなき流れの果てに』の野々村、そして、フレデリック・フォーサイスの『オデッサ・ファイル』の謎が無ければ、今の火陽文庫は存在し得なかったと思います。