脚をとめないで

嫌になることがある かたちにのこるじぶんに
消してしまいたくなるときがある かたちになったじぶんを

花は じぶんの咲きたいときに咲いて
枯れたいときに枯れますか

贋物を愛してほしくないから
確かな意志をもって きみを裏切りにいきたい

同じ道を歩いていても
同じ歩幅で歩いていないから
不確かな足跡にばかり寄りかかってしまう

それでも その残像もすべて僕たちだったことを

どうかわすれないでほしい

脚をとめないで

脚をとめないで

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-04-29

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