こんな夜だから書いておこう
こんな夜だから書いておこう
蒼い炎に包まれ、僕の体は凍てついた。
身動きができず、このまま終わりの訪れに手を振る事を恐れた。
恐れたくないのに、恐れてしまった。
音の雲が僕を抱きしめ、エナジー飲料が雲を鎧に変える。
蒼い炎はいつの間にか払われ、何もかもがなくなり、不思議な自由が目の前に広がる。
僕は泳ぐ、遠くにある光とも闇ともつかぬ未来に向かう。
それはまるで都会の夜景だ。
闇と踊ることができるか、光に押し潰されることになるのか。
だが、一つこだわりを持てば光に押し潰されようとも闇と踊ることが叶うかもしれない。
いつか自信を持って「元気だよ」と言える日を迎えるために。
こんな夜だから書いておこう