リザリカ宅ワルモ団の我が家設定のあれそれ。

篠塚ひろむ氏の漫画原作のアニメ作品「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」より、アニメオリジナルキャラクター「ワルモ団」の二次創作設定まとめです。拙宅の彼らの性格や人となりなど。

※以下の注意書きを必ずお読みください※
◇擬人化前提の設定になります。
◇公式には無い我が家設定が色濃く含まれています。
◇アニメオリジナルキャラゆえ、設定がややぼんやりしているキャラということもあり、本編から推測した自己解釈な設定も含まれます。
◇息をするように腐向けをにおわせます。そのあたりは薄目でスルーしてください。
◇要するに「自重」の二文字を遠く彼方へ捨ててきました。

 注意書きから少しでも嫌な予感がした方はそっとこのページを閉じましょう。
「何でも来い‼」な心優しいお方はどうぞゆっくりしていってくださいませ。

1.イチロー

【概要】
 ワルモ団の事実上のリーダーであり司令塔。ワルモ団の悪事は彼を中心に繰り広げられている。
 ワルモ団結成前は出前配達の仕事をしていた。しかし、変わり映えの無いつまらない日常に嫌気が差した末にワルモ団結成の音頭を取ると、偶然その場に集まった他のメンバーと共に悪事に勤しむようになる。

【性格】
 普段は沈着冷静であまり多くを語らない。そのため、その行動は仲間たちからも「何を考えているのかわからない」と言わしめるほど、時に掴み所の無いそれであることも。
 その一方で明朗快活でノリのいい性格でもあり、ひょうきんですっとぼけたような言動に走ることも多い。たまに口走るダジャレがどことなくオヤジくさいともっぱらの評判だが、本人は自分のダジャレは面白いと思っているらしい。どちらかといえば「真面目にふざける」タイプで、賑やかに振る舞いはするが羽目を外すことは無く、引き際を弁えている。一見すると緊張感の無い間抜けさすら感じさせる人物だが、しかし団の頭を自称するだけあってリーダーシップは高く、持ち前の統率力とカリスマ性でそれぞれ個性が強いワルモ団をまとめ上げる。
 男気に富んだ親分肌で非常に仲間思い。他の四人がある理由で王国兵士たちに捕らえられ、牢に移送されかけていた時も全力で助けに駆け付け、仲間に「何故助けに来た」と問われた際には「それがリーダーの務めだからだ」と答えた。こうした姿勢や、普段の愉快さとは裏腹の切れ者ぶり、面倒見の良さなどから、ああだこうだ言われつつも仲間からはとても慕われている。
 また、普段こそ朗らかだが一旦キレるとものすごく恐い(団員全員が満場一致)。喧嘩をする仲間を怒鳴って制止する、悪戯してきた幼稚園の園児たちを叱り飛ばす、など怒りに任せて行動する場面がちらほら。団員の中でも古風な喋りが目立つ彼も、一旦怒りに我を忘れると語気が荒くなってヤクザのようになる。

【対人関係・嗜好など】
 参謀であり副長的存在のジローとはお互いに気が置けない親友。詰めが甘かったり、真顔ですっとぼけるイチローをジローが冷静なツッコミでフォローする場面も多い。一方、頭脳派ゆえに根を詰めて考え込みやすく、多くの悩みを抱え込むジローの肩の力を抜いてやるのはもっぱらイチロー。良家の旦那様という恵まれた者ゆえの孤独、そこから生まれた虚勢や劣等感に今でもさいなまれているジローを心の底から自由にしてやりたいと思う反面、素直になるのが不得意で不器用な彼を可愛いと褒め倒して愛でまくるというデレデレな一面も。

 団員の一人であるサブローとはことあるごとにちょっかいの出し合いをしては攻防戦を繰り広げている。口ではああだこうだと文句を垂れ、憎まれ口を叩くことも少なくないサブローだが、内心はイチローをまるで実の兄のように慕っているため、イチローもそれを知ってか知らずか彼を舎弟のように思い、何だかんだで可愛がっている。一見アグレッシブなタイプで似ているためマウントを取り合ってるかと思いきや、頭の回るイチローの方が一枚上手でサブローを上手いこと手懐けている様子。

 団員の一人であるシローとは度々賑やかに騒ぎ遊ぶ仲。一方で、どこかマセているかと思えば年齢相応に羽目を外すお調子者で、最年少ゆえか背伸びしがちなシローをとても心配しており、まるで父親のような素振りで気にかけたりフォローを入れたり、と気を揉んでいたりする。一方シローからは純粋に尊敬と親愛を向けられており、しがらみ無く無邪気に甘えてくれるシローが可愛くて仕方ない。彼が未だ捨てきれていない音楽への道も密かに応援している。

 団員の一人であるゴローからは、リーダーとして、一人の男として、年上として厚く尊敬されている。ド天然でワンテンポ遅いことの多いゴローをからかって反応を楽しむこともあるが、基本的には心から彼を心配している。おっちょこちょいで何かと不幸体質な上に、本人もあまりわがままを言わない控えめな性格のゴローはイチローの父性をくすぐるらしく、イチローも何かと目をかけている。ゴローも、そうして面倒を見てくれるイチローを心から信頼しており、彼には自分の抱える本音や弱音を吐露することも多い。

 ワルモ団解散時には新たに八百屋を開業(?)しており、(盗難野菜を売っていたとはいえ)そこそこ順調に仕事をしていたため商売事は苦手ではない様子。
 フェアリンピックでは「おしくらまん柔道」に出場し、ゴローと熱戦(というより泥仕合?)を繰り広げた末に引き分けた。


◇◇◇
【プロフィール(リザ宅仕様・擬人化時設定含む)】

外見年齢:36歳(若く見えるがそろそろアラフォー)

髪色・髪型:緋色。うなじで一本結びのロングヘアー(ほどくと腰辺りまでの長さ)

瞳と眉:紅色の瞳・ツリ目。上がり眉。眉尻がぼさついている

一人称:俺

二人称:お前、貴様(興奮時はテメェ)

身長:180cm

2.ジロー

【概要】
 ワルモ団の団員の一人。作戦立案などを行う参謀・副長的存在。
 実家は大金持ちのセレブ。召使い(と思われる妖精たち)から“旦那様”と呼ばれていた(このため、一定の地位や権力を持った貴族などの出身である可能性もあるが、残念ながら作中では詳しく語られていない)。ワルモ団入団前は“旦那様”として暮らしていた様子だが、本人曰く自由の無い窮屈な暮らしに辟易し、ワルモ団入団を決めた。

【性格】
 ワルモ団のブレインであり、ワルモ団内でも随一の頭脳派。聡明にして博学、堅実かつ打算的な思考の持ち主。イチローに劣らず常に沈着冷静で、よく回る頭を駆使して作戦を立案したり、イチローと共に仲間に的確な指示を出したりする。いくつも作戦のパターンをストックしているようだが、一体いくつその脳内に留めているのかは謎。一見完璧に見えるが、この熟慮する傾向が裏目に出ることも多く、練りに練った作戦にも関わらず失策に終わることも稀ではない。仲間たちの行き当たりばったりな行動や場違いな発言に冷静に物申すなど、普段こそ理知的なツッコミ役の側面が強いが、本人も至極真面目にズレた発言をかましたり、取り乱して感情的に振る舞ったりする一面も垣間見える。
 本人の性格も慎重かつ心配性であり、何事も完遂しないと気が済まない生真面目な完璧主義。根っからの照れ性で、自分の気持ちに素直になるのは苦手。その結果、いわゆる「ツンデレ」属性のような言動がちらほら見受けられる。少々不器用な彼だが、常に仲間を心から心配して気遣う、本来はとても優しく穏やかな性格。ぱっと見は取っ付きにくい雰囲気だが、相手への気配りはとても細やかでよく気が付く紳士。
 生まれた時から恵まれていて何不自由ない生活を送っていた(と思われる)にも関わらず「自由の無い暮らしが嫌になった」といった旨の発言をしていることから、実家絡みの何かしらのしがらみや問題を抱えているのかもしれない。

【対人関係・嗜好など】
 リーダーであるイチローとはお互いに気が置けない親友。どこか抜けたイチローをことあるごとにフォローする、いわば女房役。とある一件でイチローが恋路に走りワルモ団を脱退した際、怒りを露わにした反面、「あいつがいないとイマイチだな」「あいつには倖せになってもらいたいものだ」など、その身を案じるほどにイチローを心から信頼し、気にかけている。自分を窮屈な世界から連れ出してくれたイチローには強い恩義と親愛を感じており、彼の前では肩の力を抜いて素でいられる様子。ただ、イチローのそこはかとないエロオヤジなノリには黙って鉄拳制裁を下す。

 団員の一人であるサブローとは根本のタイプが真逆なせいかよく言い争いになる。いわゆる脳筋で口が悪く、良くも悪くもあけすけなサブローの物言いが気に食わないのか、普段は冷静なジローもサブロー相手だとつい感情的に言い返してしまいがち。しかし嫌い合ってるわけでは決してないため、時には互いの苦手な部分を補い合う息の合った連携も見せる。口ではつっけんどんにあしらうものの、内心はサブローのあっけらかんとした性格や行動力の高さ、(いさぎよ)い男気には一目置いている。とどのつまり「喧嘩するほど仲がいい」二人である。

 団員の一人であり最年少のシローからは、気まぐれで「参謀」と呼ばれる。特別彼に厳しく接しているわけではないものの、年齢相応にお調子者のくせに、他の団員と同じように振る舞おうと背伸びをするかっこつけたがりなシローを(いさ)めることも多い。その一方で、年若いゆえの無邪気さや明るさを好意的に思っており、夢を諦めない根性や根の真面目さをきちんと分かっている。一方シローからは憧憬の念を抱かれており、取っ付きにくい雰囲気のはずなのにかなり懐かれている。

 団員の一人であるゴローとは、よく気が付く・賢い・落ち着いている・不器用など似ている部分が多く、シンパシーを感じている。おっちょこちょいで遅れがちなゴローを何かと気にかけており、時には真面目で引っ込みがちな彼に自ら声をかけて相談役を買って出ることも。他三人に悪ノリしてゴローをからかうこともあるが、大抵は彼のフォローに回ることが多い。ゴローも、世話を焼いてくれるジローに心を許しており、甘えてみたりスキンシップをせがんだり、時にはジローの不器用さを機転でカバーすることもあり、持ちつ持たれつな仲。

 ゴルフや乗馬を器用にこなしているため、運動神経はさほど悪くないはずだが、フェアリンピック出場時の「新体操」では失敗の連続だった。
 ヤシチにワルモ団解散について尋ねられた際は「あの活動は趣味としてやっていたこと」だと語った。また、ワルモ団として活動していたにも関わらず、解散時に問題なく実家暮らしに戻っている様子からワルモ団としての悪事は身内にはバレていないのかもしれない。
 生まれが金持ちのお坊ちゃんだった名残か、未だに金銭感覚や常識が一般人と比べてズレていることがある(現在は他の団員の修正がかかって少しはまともになった)。



◇◇◇
【プロフィール(リザ宅仕様・擬人化時設定含む)】

外見年齢:28歳(アラサー)

髪色・髪型:勿忘草(わすれなぐさ)色。リボンで束ねて左に流したロングヘアー

瞳と眉:瑠璃色・ツリ目。上がり眉。眉は薄め。

一人称:俺(本来は儂)

二人称:お前、貴様

身長:166cm

3.サブロー

【概要】
 ワルモ団の団員。ワルモ団の中では最も腕っ節が強く、自他とも認める怪力の持ち主。
 ワルモ団結成前は工事現場の作業員をしていた。夢の無い暮らしに嫌気が差し、ワルモ団に入団した。

【性格】
 肉体労働は誰よりも得意だが、逆に頭を使う物事は苦手。典型的な脳筋であり行動派で、あれこれ考えるより先に「とりあえず行動」がモットー。そのため行動は非常に速いが、大抵は行き当たりばったり。怒りや興奮など、湧き起こった感情に任せてどんどん突き進んでしまうので、イチローやジローが制止しないと無鉄砲な暴走列車と化してしまうことも。良くも悪くもあけすけで、言いたいことは包み隠さずはっきり言うので、よく言えば非常に素直、悪く言えばデリカシーに欠ける一面がある。生一本で血の気が多い熱血漢なので、喧嘩っ早く猪突猛進。若い分なのか生来の気質なのか、似たタイプのイチローよりも怒りの沸点が低く、怒ると割とすぐに手が出てしまうのが玉に(きず)
 乱暴で面倒くさがりでいい加減な一面こそあるが、大らかで気さくでさっぱりした気質、粋でいなせな兄貴肌の持ち主でもある。一時的に王国を乗っ取った際に感極まったジローを慰めたり、兵士に逮捕され牢に移送される最中、ワルモ団を脱退したイチローを案じたり、と他の団員のことをごく自然に気にかける面倒見の良さを随所で発揮する。べらんめえ口調、不良じみた雰囲気、柄の悪そうな強面とは裏腹になかなか人情深く、どこか純情な所のある江戸っ子気質。
 怪力なだけあって、団員内では最も恵まれた肉体を持つ。アジトの修理やその他肉体労働はもっぱらサブローの仕事。左頬に何やらかすり傷が残っているが、いつ・どこで負った傷なのかは不明。

【対人関係・嗜好など】
 リーダーであるイチローとは軽口を叩き合ったりちょっかいを出し合ったりして。時に喧嘩し、時に結託し、時にふざけ合う姿は兄弟のそれに似ている。現にサブローもイチローを実の兄のように慕っている所があり、憎まれ口を叩いたり喧嘩腰にものを言ったりもするが、内心ではイチローを強く尊敬しており、また彼の支えになりたいとも思っている。イチローもそんなサブローを舎弟のように愛でており、照れ臭がるのを面白がってわざと年下扱いすることもしばしば。

 団員の一人で副長でもあるジローとは正反対の性格ゆえに意見が対立することが多い。また、ずけずけとものを言うサブローに対し、ジローも弁舌の達者さで応戦してくるため、二人の間に口喧嘩は絶えない。尤も、語彙力や論理的思考に長けたジローの方が口喧嘩は強いため、サブローがジローを言いくるめることは稀。とはいえサブローも、自分の得意な拳での喧嘩にもっていかないのは、言わずもがなジローを嫌っているわけではないからである。時には互いの欠点を補い合って連携も見せる、「仲良く喧嘩している」二人。

 団員の一人で最年少のシローとは歳の離れた兄弟のような関係。主にシローが無邪気にサブローにじゃれつき、サブローがそんなシローを可愛がったり、ちょっかいをかけて困らせたり、あれこれ世話を焼いたりするのが普段の流れ。自分を兄貴分のように心から慕ってくれる甘えん坊なシローが可愛くて仕方がないようで、サブロー自身もシローを実弟のように見て何かと面倒を見ている。音楽について詳しいわけではないが、未だに夢を追っているシローを心から応援している。

 団員の一人であるゴローともまるで兄弟のような関係。大人しくて優しく素直なゴローにたびたびちょっかいをかけたり、悪戯をしかけたりして反応を楽しんでいるものの、それはサブローなりのゴローへの愛情表現。何かとワンテンポ遅く、皆に置いてかれがちのゴローが心配ゆえに、ついかまってやりたくなってしまうらしい。ゴローもそれが分かっているので、たびたびサブローの悪戯の餌食になっているが決して拒絶はしない。むしろサブローに引っ張ってもらうことが嬉しいとすら感じている様子。

 ワルモ団解散時には「サブロー運輸」と称して自分だけで引っ越し業者を営んでいた。ワルモ団結成前も工事現場で働いていたとあり、ガテン系の仕事が好みなのかもしれない。ヤシチたちがサブローの手伝いに加わった際は、ヤシチたちは苦労して荷物を運んでいたのに対し、サブローは自力でかなり大きな荷物を平然と担いでいた。
 また、フェアリンピックでの「重量挙げ」では、非常に重い「ナンダカワカンナイノ」をいくつも持ち上げるなど、怪力の名に恥じない一面を見せた(なおリルムやムーンには圧倒的に負けていた)。



◇◇◇
【プロフィール(リザ宅仕様・擬人化時設定含む)】

外見年齢:26(まだまだ若い兄ちゃん)

髪色・髪型:やや暗い草色。ちょっと癖っ毛でハーフアップ風にしている。セミロング

瞳と眉:翠緑色・ツリ目。上がり眉で太眉だが眉尻は整っている。

一人称:俺

二人称:お前、テメェ

身長:178cm

4.シロー

【概要】
 ワルモ団の団員。実はワルモ団の団員で最も年下。
 ワルモ団結成前はキワモノアイドル歌手「花の子ルン太」として活動していたが、デビューすらままならない、売れない生活が嫌になってワルモ団に入団した。

【性格】
 最年少とはいえ成人済み。常に陽気で元気一杯だが、若干見栄っ張りでお調子者でもあり、調子に乗りすぎて羽目を外すこともしばしば。イチローやサブローらと交じって賑やかし担当に回ることも多く、団員随一のムードメーカー的存在。他の団員に劣らない落ち着きと積極性で悪事に勤しむが、本来は精神的にまだまだ青い部分や至らない部分が否めない。時には冷静さを失って感情的に振る舞ったり、後先考えずに行動して失敗したり、など良くも悪くも若人らしい。自分の可愛さを自覚しており、時には猫をかぶってあざとく振る舞っては相手を惑わせる、計算高く小悪魔的な顔を持つ。尤も、生来は真面目で温和で人当たりも良く、誠実な好青年。他のメンバーと同じように悪者らしく振る舞おうとしても、時折人の好さや年若いゆえの青さが滲んでしまってイマイチきまらない。
 元から頭はよく回るが、時には(ゴローほどではないものの)すっとぼけた言動で周りを慌てさせたりする。ハートスワップアイテムである「チェンジクッキー」でミルモたちをかく乱した際には、うっかりその仕組みについて口走ってしまったこともあるなど、お調子者な性格が裏目に出ることも。普段は年齢より大人びた言動をするおませさんだが、本当は年上のメンバーたちに甘えたりじゃれついたりしたい盛りの、無邪気で甘えん坊な弟気質。
 芸術家肌なのか、その感性は独特の一言に尽きる。自分に似合うと思えば女装もためらわない、アイドル衣装が奇抜、ワルモ団結成前に活動していた際のアーティスト名や持ち歌の強すぎる個性、ワルモ団解散時(後述)に歌っていたデビュー曲のアイドルらしからぬ演歌臭など、同年齢のそれよりも斜め上をいくセンスのため、周りからはなかなか理解されない。ただ、歌唱力は割としっかりしている様子。

【対人関係・嗜好など】
 イチローとは最も年齢が離れているが、ノリが良く賑やかな性格同士で馬が合うらしく、よく一緒にくだらないおふざけに興じている。一方、彼の思惑の真意をつかめないこともあるのか、「あいつの考えていることはさっぱりわからない」とこぼすことも。とはいえイチローを心から慕っており、まるで父親のように見ている節がある。そのため気が緩むと自らスキンシップをせがみにいくこともある。イチローもそんなシローを可愛く思っているようで、シローにすり寄られるたびに甘やかしている。

 副長的立場のジローのことを気まぐれに「参謀」と呼ぶことがある。お調子者な振る舞いや見栄っ張りゆえに背伸びしようとする姿勢を(たしな)められることもあるので口煩く思ってると思いきやそんなことは無く、むしろ自分を気にかけてくれたり叱ってくれたりすることが嬉しい様子。一見すると取っ付きにくい印象のジロー相手にも隔たり無くフランクに接し、スキンシップもためらいなくする。ジローも彼の本当の人柄を理解しているため、じゃれついてくるシローを邪険にせず好きにさせている様子。

 団員の一人であるサブローとは歳の離れた兄弟のような関係。たまに兄弟よろしく喧嘩することもあるが、基本的にはとても仲良しで一緒に行動することもしばしば。面倒見が良く、ああだこうだ言いながらも世話を焼いてくれるサブローに心を許しており、本当の兄のように慕って甘えたり悪戯したりじゃれついたりして愛情表現することが多い。そんなシローを、サブローも実の弟のように見ており、愛でる気持ちからわざと意地悪をしたりからかったりして振り回すこともあれば、未熟な部分のある彼をフォローすることも。

 団員の一人であるゴローとはとても仲のいい親友同士。おっちょこちょいで遅れがちなゴローを引っ張っていくことが多く、年上の彼に世話を焼くことも稀ではない。その一方、感情に振り回されやすく調子に乗りやすいシローをゴローがそっとフォローすることもあるため、お互い持ちつ持たれつ。ゴローの見返りを求めない優しさに精神的に支えられているようで、抱える悩みを彼に打ち明けることも多い。お互い一切の下心無く、密着度高めのスキンシップをするのがお決まりのやり取り。

 ワルモ団解散時は「覆面シロー」という名で新たにアイドル道を歩み始めており、「恋の魔法はドンパッパ」という演歌調のデビュー曲で売り出していたが、路上ライブは閑散としていた(ちなみに「花の子ルン太」の頃のデビュー曲は「壊れて使えない扇風機」というどこからどう聞いてもツッコミどころ満載の電波曲だった)。なお、CDは自費出版と思われる。結成前はもとより、解散時もアイドル歌手として活動していたことから、どうやら歌手の夢が諦めきれていない様子。
 運動神経のほどは定かではないが、フェアリンピックの「水泳」に出場した際には本物の魚を水着と偽ってズルをしていたので、もしかしたら少なくとも泳ぐのはあまり上手ではないのかもしれない。



◇◇◇
【プロフィール(リザ宅仕様・擬人化時設定含む)】

外見年齢:20歳(大人になりたての若者感)

髪色・髪型:やや赤みのあるライトブラウン。お尻あたりまである超ロングヘア

瞳と眉:やや薄い薔薇色の瞳・ふつう目。丸っこいまろ眉。

一人称:オレ(本来はボク)

二人称:お前、あんた、君

身長:165cm

5.ゴロー

【概要】
 ワルモ団の団員。団員内で最も憂き目に遭うことが多い。
 ワルモ団結成前は覆面レスラー「グレートミドリ」として活動していたが、弱くて勝ったことが無かったらしい。本人は動機を語らなかったが、他のメンバー同様売れない生活や夢の無い生活が嫌でワルモ団に入ったと思われる。

【性格】
 普段はあまり出しゃばろうとしない、穏やかでおっとりした大人しい性格。そのため周囲に振り回されたり、ワンテンポ出遅れたりしている。生粋の天然ボケかつおっちょこちょいであり、どこかズレた発言や行動で団員を呆れさせたり、悪い事態をさらに悪化させてしまうこともしばしば。半ば空気を読めていないその言動は、団員に「ウケ狙いでボケているとしか思えない」と言わしめたほどだが、本人としては全く悪気も意図も無く良かれと思って咄嗟に行動しているだけ。不幸体質なのかと言わんばかりに不憫な目に遭っていることが多い彼だが、四人が勢い任せに突っ走りそうになっているところに的を射た発言や鋭い気づきを挟んだり、やんわりとツッコミを入れたりすることも稀ではないので、根はよく気が付く常識人なのかもしれない。
 以上の性格や性質もあってか少々自信に欠けるところや遠慮がちなところがあるが、一方で非常に努力家。その熱心さで団員に遅れを取るまいとコンプレックスをカバーしようとしている。元が心優しくお人好しなので、本人は悪人らしく振る舞っているつもりでも、人の好さが滲んでしまっていて様になっていない。反面、その飾らない素朴で素直な言動が返って周りをほっこり和ませることも少なくない。ゆえに何だかんだで愛される存在のようで、イチローを始めとした団員たちもゴローをいじることが多い反面、彼の発する的確な意見に耳を傾けることも多い。
 意外と手先は器用で、家事も得意。特に料理が達者で、団員の食事作りを担当するのはもっぱらゴローの仕事。元は端くれとはいえレスラーをしていたためか、運動神経や腕力は人並みよりも優れている。現に喧嘩するサブローとシローの仲裁に入る際に、ガテン系であるはずのサブローを羽交い絞めで止めていたりする。

【対人関係・嗜好など】
 団の頭であるイチローを一人の男として、団員として、そして何だかんだいってもリーダーとして信頼し、深く尊敬している。その掴み所の無い言動に惑わされることもあるが、基本的には父親のように世話を焼いてくるイチローに可愛がられることが多い。ゴローがあまり口にしない胸の内を鋭くも見抜いているのか、あれこれ気にかけてくれる面倒見の良さに感化され、ゴローもイチローに対しては弱音や本音を吐露し、心置きなく甘えてみたり、ちょっとしたわがままを言ってみたりする。

 副長であるジローとは、お互い比較的落ち着いた雰囲気のためか近しく穏やかな関係性。おっちょこちょいな部分をジローにフォローしてもらうことも多々ある一方、ジローが切羽詰まって思考停止してしまった際にはそっと助け舟を出すなど、陰で補い合っていたりする。二人とも基本的にことを荒立てるタイプではないので、常に二人の間には穏やかで落ち着いた雰囲気が漂っている。こちらを気にして、不器用なりに心配してくれるジローの気遣いが嬉しくて、ゴローもジローに対して心を開いている。

 団員の一人であるサブローとは歳の近い兄弟のような関係。とはいえ喧嘩が絶えない関係というよりは、兄貴分であるサブローから一方的にいじられたりちょっかいを出されたりして振り回される関係の方が近い。しかしそれもサブローなりのやや乱暴な優しさや心配や愛情であることをゴローもちゃんと分かっているため、構ってもらうとむしろ嬉しい様子。脳筋なサブロー相手にも穏やかに分かりやすく諭すことが多いためか、ジローと違って言い争いになることは稀。

 団員の一人であり最年少のシローとは仲良しな親友同士。実年齢よりも大人びた振る舞いをするシローにお節介を焼かれたり、ワンテンポ遅れがちなのを引っ張ってもらうことも多いが決して支えられっぱなしではなく、年齢相応に羽目を外しやすく甘えん坊なシローにフォローを入れたり面倒を見たり、など年上らしくリードする場面も。普段はマセているが、常に純粋な気持ちで接してくれるシローが大好き。シローの歌手という夢を心から応援しており、彼が曲を作った際には毎回試聴して感想を寄せている。

 ワルモ団解散時には、何故か過去の職業と全く関連の無い占い師(最初は水晶占い、その後は手相・人相占い)をしていたが、ヤシチの未来を占った時もチンピラを占った時も大外れだった模様。
 フェアリンピックでは「おしくらまん柔道」にてイチローと対峙し、リーダーの座の奪取を狙っていたがあえなく引き分けた。


◇◇◇
【プロフィール(リザ宅仕様・擬人化時設定含む)】

外見年齢:24歳(実際はこれより-2、3歳幼く見える童顔)

髪色・髪型:若干黄色みのある黒。三つ編みにして右に流したロングヘア―

瞳と眉:向日葵色・丸目でタレ目気味。弓なり眉

一人称:おれ

二人称:きみ、おまえ

身長:160cm

リザリカ宅ワルモ団の我が家設定のあれそれ。

 「妄想の産物」の一言に尽きますね、すみません……

 ワルモ団はアニメオリジナルキャラかつサブキャラ扱いのためか、原作という後ろ盾が存在する上にアニメでも出ずっぱりなミルモたちメインの妖精と比べると、「これだ!」と言い切れる公式情報が少ないです。そのため、いざ彼らの内面を掴もうと思ったらアニメでの描写から推察するしかないんですねこれが。結果、自分の趣味や妄想や願望の強く現れた、まさに「二次創作」な我が家設定となってしまった感は否めない……だがしかし後悔はしていない(

 くどいようですが、以上に書いた諸々はところどころ、いわゆる「我が家設定」が色濃く出ています。
 「おや?ここの説明はほんとか?」「え、マジでこいつそんな感じなの?気になる……」など、気にかかる部分があったら是非アニメ本編にて、彼らの姿を探してみることを強くオススメします。百聞は一見に如かず、です。何より筆者としては、読者に「二次創作的な設定なのに、本家を踏襲している設定と勘違いさせてしまい、あとで混乱を招いたり『これ言ってること違うじゃん!』ともやもやを発生させてしまう可能性があること」がどうしても気になってしまうもので……
 なので、再三になりますが気になった方はぜひアニメ本編に目を通してみてください。本編のワルモ団は本当におバカ可愛いので、憎めない悪役がお好きな方は一見の価値ありです。

 というわけで、拙宅でのワルモ団はこんな感じで動いていくので、今後とも見守っていただけたら幸い。
 それでは、また別の作品でお目にかかれる日まで。

リザリカ宅ワルモ団の我が家設定のあれそれ。

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-04-14

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

Derivative work
  1. 1.イチロー
  2. 2.ジロー
  3. 3.サブロー
  4. 4.シロー
  5. 5.ゴロー