SNSの詩

林やは

瀕死の星があったとして、どんな星々より輝いていたとして、僕が見つめていない、そのしゅんかんに、きっと、消滅します。僕は、今夜も、星を眺めないよ、星に願いを、という宗教から、醒めてしまうように。かわいくなりたいのではない、天使にはならない、美しくなりたかった。

あなたが産んだ、いのちの数ほど、誰かが生きているのだけれど、それは、僕が生きていることには、ならない。僕の宗教から、すべて派生したのなら、あなたは、すでに亡くなっていて、彼は、産まれてすら、いない。かなしいことだと思うひとほど、やさしいけれど、そのとき、そのひとは、ひとを、愛せているのか、わからないね、いつまでも、残酷であってくれ、ひとびと。
あなたが、いま、殺戮を企てていることを、僕は見つめていたい、もし、それが、5秒先のことなら、なおさら。僕が、僕を感じるしゅんかんなんて、ただ、生きていないことに、めぐりあってしまったときしかなくて、それでも、死んでしまうことよりはよかった。

僕たちは、いつまでもかわいくはあって、しかし、星にもなれなくて、いつでも美しくなりたい、ここから。

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