炭酸水

浮かぶ気泡が君と私に似ている

触れるまでもなく消えたその一瞬は

それを以て私の一部となる

何にせよ戻せない時間だという事実は重荷となり

結託して足を止めにかかる

なぜだかそれが心地良くて

容認の先に沈み 潜り込む

そんな世界を認める日が来るとしても

世界が私を認めはしないと

そう言う君の姿は限り無く素敵だ

炭酸水

炭酸水

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-01-21

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