後悔

変わったのは 私か 君か

それを変えるのは 過去か 未来か

そうやって未だ元通りの私達を夢見る始末で

震える手から滑るグラスは心を映したようだ

思い出があればいいと

流す涙は幾らか荒んでいる

思い出は要らないと

目を開けた部屋はいつでも夜の色をしている

そこに空いた穴を埋めるものは

きっと薬の味がする

後悔

後悔

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-01-14

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