分岐点


初めはとても柔い光だったと思う。

時間の経過と共にそれは、鋭く刺すようなものへと変わっていった。

どちらが先だったのか。

なかなか決められなかったけれど、断ち切れて良かったと心から思う。

長年苦しかった。

共にいてつらいことが続くのは、心の波長が合わなくなってきたことの現れだった。


お互いの幸せのため、離れた。

正解だった。

時間はかかってしまったけれど。

分岐点

分岐点

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-01-03

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