死は側に

朝から訃報を聴く
死は大晦日も正月も関係く訪れる
当たり前の事なのに

訃報を聴く瞬間まで 死の訪れは年末年始には訪れない などと浮かれた期待を無意識にしていた事を 小さく恥じた

死は常に居なくなんてならない
祝いの瞬間も 哀しみに暮れる日も 変わらない日常にも
死は寄り添って側に居る

死は側に

死は側に

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-12-29

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