課題

柵の上に腰掛けて
足をぶらぶらさせながら
羽ばたくカラスと目があって
わたしも自由に飛べたなら
落ちる必要もないのに
もうカラスは飛び去って わたしは
ゆっくり柵から降りるのです
それで しゃがみこんで
しゃがみこんで また泣くんだ
さあ

課題

課題

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-11-15

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