屍が去った跡

屍が去った跡

自然な理想の姿。

老いて死す、
人はそれだけのこと。

老いても生きる、
自然はそれを繰り返す。

人と自然はすれ違う、
彷徨う使者同士。

人は悩み考える、
一生のうち数知れず。

自然は流れる、
そこに命のある限り。

人は感謝する、
自然の恵みを何時も感じる。

自然は悩む、
与えるも人は裏切る。

人は愉しむ、
裏切る事を理解せず。

自然は怒り荒れる、
信頼関係が途切れる時。

生活圏を拡げ過ぎ、
人と自然の関係は?と問う。



アスファルトを横切る、
落葉が風に吹かれて転げる時
必ずぼくの頭の中には、
理想の世界が思い浮かぶ……

自然と共存する、
苔に覆われた
平和主義のロボットたちを。
理想の星には人は
決して居るはずもない、
素晴らしく完璧な世界だから……

屍が去った跡

屍が去った跡

命の共存を極めると……

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • ミステリー
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-11-02

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted