いらないもの

「強がりはいらんのやて」
この前、友達Rに言われた一言。

私はすぐ、
別にいいけど。
それでいいし。
と、本音とは裏腹なことを言ってしまう。
それをやめろと言われたんである(笑)

「そういう風にしなやってこれんかったんやなぁ」
そんな理解の言葉と共に言われたセリフは、このうえなく私の心に変化をもたらしてくれた。

ずっと、そういう言葉を待っていた。
だけど、自分から「私の生い立ちを理解してよ!」と言うのはなんか違う気がしていた。
だから、Rが自発的にそんなことを言ってくれた時、心がとても楽になった。

「自然体で。素直に気持ち出していいんやよ」と。

子供時代からずっと、それこそ記憶にない頃から、やりたいことを押し込め思ったことも言わず暮らしてきたので、いきなりは無理かもしれないけど。
また、無意識につよがりのセリフが出てしまうかもしれないけど。

もっと、ありのままでいていい。
したいことを諦めなくていい。
思ったことを大切にしていい。
無理しなくていい。
つらかったらそう口にしていい。

ずっとずっと、ほしかった言葉。
受け止めてくれる相手。

ありがとう。
これまでずっとそばにいてくれた友達がRで、本当によかった。

幸せに、今度こそなる。
絶対に。

いらないもの

いらないもの

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-08-18

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