拾われて、Revisited

拾われて、Revisited

   







奪われすぎた月と海の亡命ブルース



やがて

月は貞操を棄てて

海は拳銃を咥えた



太陽があっけなく傍観した


月も海も太陽もきっとこの詩さえもサボタージュするあたしは色塗りだけで終わったたそがれる誰かの真夏のトルソ


あなたが世界を暗号にして去っていった日





  

拾われて、Revisited

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

拾われて、Revisited

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-07-29

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