Law world ―ゲームがすべての国― 1-2
ハングリーから収容所までの道のり
ハングリーは3秒で終わる
通称『ハングリー』10人でやるジャンケン。
俺は今、ハングリーをプレイしている。
両親も参加している。
俺の親は一回ハングリーで勝ったんだけど、
そこからは家族全員でグータラ三昧していてね。
ところが、両親がギャンブル狂でね。
最近は、その借金返すのにギャンブルして負けての無限ループ。
とうとう、借金が1000万ドルになっちゃって・・・ハハ・・・。
あ・・そうそう、自己紹介まだだったね。
俺の名前は『リズム・メディ』(15)
職業:ニート 身長:155cm 趣味:危険物製作
・・・まあ、こんな感じ。
俺は生まれも育ちもゴッドワールドだから、
ここ以外の生活は知らない。
でも、負けても人権くらいはあるだろうと思っていた。
ハングリーが始まった。
「ジャンケン!!」「ポン!」
グー:4人 パー:6人 チョキ:0人
俺はグー 親父、おふくろ共にパー
こんなに簡単にこのゲームは終わる
だから恐いらしいが収容所のどこが恐いかまだわからない。
「負けっちゃった」と親父に言うと、親父はなぜか泣いていた。
え・・なんで? なんで泣いてるの?
考える間もなく、警備員に連れ出された。
トラックに積まれ、数分後に出発した。
収容所へ・・・
ゴッドワールドから海中トンネルで2時間程度
止まった。
どうやら着いたらしい。
周りの人は死んだ魚のような眼をしている。
おそらく、こういう人たちはここに来たことがあるのだろう。
中には笑っている若い男のグループもいる。
女はいない、俺たちは西日本と言うところが収容所だが、
女は東日本と言うところらしい。
真中には壁があるらしく西から東 東から西へは移動できない。
看守「さあ、ゲームスタートだ出て来い」
トラックから大勢の人が出てきた。
目の前には恐ろしく大きな門が建っていた。
Law world ―ゲームがすべての国― 1-2
ハングリーがテキトーでごめんなさい^^;