『暁蕣華の咲く処』(ある子竜の物語)第1章〈4〉 ~フラットアース物語②

〈4〉

卵の海の境面から飛び立って、下りてくる時に残した最後の目印を探して上っていた時だった。探索の中心地から離れた岩陰に、小さな亀裂(きれつ)を見つけた。
それは、辛うじて体が通るかどうかの小さな亀裂だったから、一度はそのまま通り過ぎたのだが、取り()えず確認しておこうと思い直して、引き返してその岩に降り立った。
亀裂の入口から(のぞ)いて確かめると、中は意外に広い空間が続いていた。これなら入り口さえ通れれば行けそうだと思ったものの、実際には、それがひと苦労だった。

身体を守るための結界を、〈排他線(アウトライン)〉から、生存する為には絶対に確保されていなくてはならない、ぎりぎりの範囲である〈絶体領域(パーソナルエリア)〉まで縮小しても、まだ裂け目を通ることが出来なかったのだ。だから結界の外縁に力を集中させて、無理矢理に身体を押し込んだ。
岩壁と接している結界が(たわ)んで、体が岩に押し付けられると、呼吸をするのもやっとで、ここに落ちて来た時に、同じように押し潰されそうになったことを思い出して、嫌な気分になった。
それでも、少しずつ岩壁を削りながら進み、何とかその場所を通り抜けた。凝縮させていた結界を排他線まで、つまり、通常の存在領域(パーソナルエリア)まで拡大すると、ようやくほっと一息ついた。

裂け目の内側は、身体を伸ばして立っていても十分なぐらい広かった。
最初、穴は(ゆる)やかな上りだったが、しばらく歩くと亀裂は下に向かいはじめ、奥から伝わってくる波動も弱くなった。諦めて引き返そうかと思った頃、道は大きく向きを変え、そこから真上に向かう洞穴になった。翼を広げて飛ぶには狭かったから、しっかりと岩壁に爪を立てて、その穴を登って行った。
途中、幾つも分岐している場所があったので行き戻りしたが、それでも岩壁の隙間は、途切れることなく続いていた。(うれ)しいことに、上るにつれて、岩を(すか)して届く波動(ひかり)が少しずつ強くなって行くのが感じられた。強くなった波動は、さらに進んで行くと、その幅を広げ、種類を増して行った。

半ば()うように通り抜けなければならない狭い場所が、断続的に続いた後で、ようやく身体を伸ばして歩くことが出来るようになり、(ゆる)やかな登り坂を足取りも軽く進んでいた。
正直なところ、窮屈な所から出られたという開放感と、何も起こらない単調な道のりに、少しばかり油断していたのだ。
ふっ、と何かが体を通り抜けた感じがして足を止めた。その直後、世界が逆転した。

今まで上りだった岩の通路が急に下りだして、体勢を保てなくなって斜面を転がり落ちたのだ。落ちたと言っても、そんなに長い距離ではなかった。それでも宙に投げ出されて、狭い通路の壁に体を何ヵ所かぶつける羽目になった。
混乱しながら立ち上がって、落ちて来た方を振り返って見ると、通路は緩やかな上り坂になっていた。
えっと、だから……、さっきまでは確かに岩の裂け目を上っていたから、振り返ったら下りになっていなくてはおかしいはずだ。だけど、目の前に続いている通路はどう見ても上りだった。坂の下を見ても、残しておいたはずの目印は見当たらなかったから、たぶん向こうからこちらに落ちて来たのだ。

念のために目印を確認しようと、落ちて来た通路を戻ろうとしたが、一歩踏み出したところで嫌な感触がして足が止まった。どこかで同じ目にあったと思うのと同時に、〈警戒線(アラーム)〉という言葉が頭に浮かんで来た。
近づくな、ここから先に行けば命を失うぞ、と感覚器が警戒の声を上げていた。

(この先って言ったって、ただ岩壁が続いているだけだったし……、岩を抜けても何もいない空間があるだけで……。)
一体何の為の結界だろうと不思議に思った。警戒線は普通、その内側にいるモノの存在を周りに知らせて、無用な接触を回避する為のものだ。けれど、この先に生物らしきものはいないのに、と考えて、無数の卵のことに思い(いた)った。

(そうだ、卵がある。卵が結界している……のかな?)
それにしては結界の位置が遠すぎる気がした。とは言え、今のところ思いついたのはそれだけだった。
理由はとにかく、結界に逆らってまで戻って目印を確認するよりも、先を確かめる方がよっぽど良いと考えて、それ以上は行かずに通路を下ることにした。
少し先へ進むと、一段と光が強くなったのが感じられて、やはり先に進んでいるのだと分かった。

それから徐々に強くなる光に(はげ)まされて、岩の通路を進んで行き、一段狭くなった岩の間を身体を縮めた苦しい体勢でようやく()い出た時だった。
届いて来る波動が急に強くなって、思わず後退って防御の結界を強めた。
様々な生物の波動、流れる大気、鋭い光、そんなものが一緒になって感覚器に飛び込んで来て、余りにうるさくて、がんがんと殴られているみたいだった。

急いで感覚器の感度を調整して、今度はゆっくりと隙間から顔を出して様子を(うかが)ってみた。
最初は(まぶ)しくて目が痛かったけれど、慣れてくると、そこが広い空間になっていることが見て取れた。天井も高くて、自由に飛び回れるくらいの大きさはありそうだった。遠く離れた所には一本の白い光の柱が見えて、何か動く影がその光をかすめて飛んで行くのが見えた。

周囲には多くの、それこそ千か万かと思えるほどの生物の波動が感じ取れた。
用心して結界を強めたまま、そっと地面に飛び降りた。
ところが、降り立った地面は、湿った土のぐにゃぐにゃとした感触がした。加えて、一歩踏み出すたびに、足下に沢山の波動が感じられて、ぞわぞわと気持ちが悪くて落ち着かなかった。

それに、ここの生物たちはみな一様に結界に無頓着だった。結界に触れても逃げないというか、嫌がりはするのだけど、そこに結界があることを分かっていない感じだった。それなりの大きさがあるやつはいいけれど、小さいものは触れると(つぶ)れてしまうので、なるべく触れないように歩いた。

そうは言っても、何しろ数が多くて、どこに足を置いても生物に触れない所なんてなかった。結局、地面を歩くことを(あきら)めて、飛びながら辺りを探検することにした。
けれど、空中にも色々な生物が飛び交っていて、これもまた、こちらを認識していないのか、次々とぶつかって来るので閉口した。

一番困った相手は、羽毛のない黒い翼をもった生物だった。それらとは身体の大きさも同じくらいだったから、結界に触れられるとこちらも痛かった。
本来の気力(エネルギー)を持っていれば、さほどのことはなかったかもしれない。でも、今の薄まった気力では、外縁(アウトライン)に力を集めていなくては、まともにぶつかると身体を削られた。しかし、外縁に力を集中させてしまうと、今度は身体の均衡が不安定になり、機敏に動くことができなくなった。

それで相手を避けることができずに、しつこく追いかけて来た一匹と、正面からぶつかってしまった。その勢いではね飛ばされて、双方とも岩壁に激突した。
結界を強めていたおかげで、こちらは何事もなく済んだ。だが、ぶつかって来た相手の方は、無事には済まなかった。叫び声をあげながら地面に落ちて行った黒い翼の生物は、その翼を片方失っていた。そのまま地面の上で必死に翼を動かしていたが、起き上がることも飛ぶこともできずに、ただ鋭く突き刺さる波動(こえ)を上げ続けていた。

(いたい。痛い。痛い、痛いよ!)
それを聞いていることが出来なくて、急いでその場を逃げ出した。
けれど、離れても波動は聞こえて来た。だから全ての感覚器を閉ざした。それでも、結界に触れる波動の、微かな感覚までは追い出すことが出来なかった。

しばらくそうしている内に、その波動は次第に弱くなって行き、ついには聞こえなくなった。恐る恐る閉ざしていた感覚を開いて、もうあの鋭い叫び声が聞こえないことを確かめると、ほっとして探検を再開した。

あの生物がどうなったのか確かめようと、その場に戻ったのは、単に好奇心だったのだ。意外なことに、その生物はまだそこにいた。
けれど、その生物はもう動かなかった。波動も絶えていた。近づいてそっと突ついてみても、伝わって来たのは硬くて冷たい感触、モノとしての僅かな波動だけだった。

その場を動かずに、ただその生物だったものを見つめていた。動けなかった。
やがて冷たい体に、小さな生物達が集まりはじめた。それらが去って行くと、さらに小さな虫達がたかり、それもいなくなると、そこに残されたのは、白くて細い小枝の様な骨だけとなった。

(消えたの? もう、戻ってこないの? 死んだ……の? 殺して……しまったの?)
体が震えて止まらなかった。死ぬということは漠然(ばくぜん)と知っていた。けれど、それはこんなものではないという気がしていた。もっと違うなにか、終わらない結末、少なくともこんなふうに消えてしまうのではない、はず、だった。

奇妙な差異、必要になると浮かんでくる言葉の定義、それとは異なる目の前の出来事、頭の中は混乱していた。
そのまま探索を続ける気持ちにはなれなくて、近くに岩の隙間をみつけて潜り込んだ。岩壁の奥へ入ると、届いて来る波動が少なくなって、辺りは静かになった。

死ぬことは必ずしも恐ろしいことではない、と今までは思っていた。しかし、どうやらそれは違うようだと、今は知った。
(違うのは、彼らが異なる生物だからだろうか、それとも浮かんでくる定義の方が間違っているのだろうか。)
ともかく、彼らに触れてはいけないと強く思った。知らずに潰してしまった小さい生物達にも申し訳なく思った。

消える、という言葉が頭の中で明滅して警告を発していた。
消えてしまうことは怖いことだ。
(怖い……。)
帰りたいと思った。父や母のいる場所に帰りたかった。温かくて守られていた場所に、独りではないところに帰りたいと願った。
(うちに帰りたい……。)
身を丸めて目を閉じた。夢なら良いのに、と思っていた。
(目を開けたら、いつもの生活に戻っていれば良いのに。)
そして壊れた記憶も失った気力(ちから)も、潰れた原体(プラズマ)も死んだ生物も、何もかも元に戻せれば良いのにと願わずにはいられなかった。


夢を見ていた。悲鳴が聞こえていた。それとも泣き声だろうか。恐ろしい程に高い天井と延々と続く廊下の片隅で、壁に背を預けてうずくまり、その声を聞いていた。
聞きたくない、と思うのに声は突き刺さるように届いて来た。一方で、見慣れない衣服だ、と思っていた。それに随分と大きい手足をしている、とも考えていた。たぶん、そこにうずくまっているのは自分より年上の者だ、と思った。
だから、夢を見ているのだと分かったのだ。見たことのない場所にいる、その若者になった夢を見ているのだ。

若者は身を裂かれる思いで嘆き声を聞いていた。記憶(コード)さえ、と若者は思っていた。記憶さえ戻せれば、この身体を本来の姿にすることが出来るのに、そうすればと、若者は嘆きがやがて絶望に変わる波動(こえ)を聞きながら、願わずにはいられなかった。
声は次第に弱々しくなり、やがて聞こえなくなった。
若者は顔を上げた。失ってしまうと思った。だから、扉を出て行く後ろ姿に手を伸ばした。行かないでくれ、側にいてくれ、と。だが相手は振り返らなかった。その姿は遠くなるばかりだった。何でもする。だから消えるな、と若者が声を上げて、夢はそこで途切れた。
その後もいろいろな夢を見た。けれど、目が覚めた時に覚えていたのは、その夢だけだった。目覚めても痛いほどの悲しみが残っていた。


(消えることは……恐ろしい。恐ろしくて、悲しくて、寂しい……。)
夢の中の消え入りそうな声が耳に残っていた。
(悲しくて、寂しい。)
それはそのまま今の気持ちだった。だから、あんな夢を見たのだろうと思った。
(待っているだろうか。探しているのだろうか……。)

何としても戻らなくては、と半ば無理矢理に気持ちを奮い立たせて、岩の隙間から洞窟へ出た。
洞窟の中はひんやりとして薄暗かった。天井から差し込んでいた光の柱が見えなくなり、辺りを飛び交っていた生物も、その数を減らしていた。大気の流れも覚えているより弱くなっている気がした。

岩から地面に降りる前に、結界の外側に警戒線を拡げた。そうしてしまうと、ただでさえ薄い気力が、更に薄まって外縁(アウトライン)さえ定かでなくなってしまった。〈核心(コア)〉だけが、かろうじて色彩を残していたが、それさえも透けて岩の色と混ざり合っていた。
(本当の原体(プラズマ)になっちゃった……。)

この状態では小さな生物とぶつかっても、かなりの痛手を受けてしまうが、それは仕方ないと諦めた。警戒線に出会った生物はそれを嫌がって逃げて行く、そうすれば不用意に触れることも潰してしまうこともないはずだと思った。

それから地面に降りてゆっくりと歩き出したが、警戒線に触れて逃げ出して行くのは、ある程度大きな生物だけだった。地面の大半の生物は、逃げるということをしなかった。

しかたなく助走をつけて翼を広げたが、駆ける数歩の間にも、足の下でぷちぷちと小さな生物の弾ける波動が伝わって来た。
天井近くに住む羽毛のない翼を持つ生物たちを刺激しないように、なるべく地面の近くを飛んだ。

けれど、それは難しいことだった。結界を大きく拡げているために、薄く引き延ばされた身体では、少しの気流にも流されてしまって、上手く飛ぶことが出来なかったのだ。風に翻弄(ほんろう)されて、壁や地面に叩きつけられそうになったのは一度や二度ではなかったし、飛び交う小さな虫達とは、それこそ何度もぶつかって傷つき、傷つけた。
傷ついた体を回復させる為に、何回か岩の間で身を休めて、その度に戻ろうかと考えた。

(奥の空洞に戻ってしまおうか。あそこなら何もいないし、卵は結界するという能力を持っているから、気をつけてさえいれば壊してしまうことはない。)
それでも諦めたくはなかった。ここで、独り消えて行くのは嫌だった。

何度目かの休息を終えて岩の間から出てくると、洞窟の中の空気が(ぬる)んでいた。
近くの天井からは地面に向かって、光の柱が下りて来ていた。その明かりに小さな虫達が集まっているのが見えた。以前より大気の流れも強くなっていて、飛ぶのは難しそうだった。

しばらく、上から降りてくる光の柱を見上げていたが、ここからなら岩壁を伝って行けるかもしれない、そう考えて、岩肌をよじ登ることにした。

壁には生物があまりいなかった。地面と比べると、警戒線に反応して逃げて行く生物が多かったので、地面を歩くより気が楽だった。ただ天井近くは、光の差し込む穴から時折、強い風が吹き込んで来るので、より慎重に進まなくてはならなくなった。

一度は岩肌を(つか)んでいた手が離れてしまい、風の中必死に羽ばたいて何とか近くの岩の突起にしがみついた。それと同時に、少し離れた暗がりから、羽毛のない黒い翼の生物が数匹飛び出して来て、一瞬ひやりとした。だが彼らは、こちらをからかうように辺りを一周すると、また元のように天井から逆さにぶら下がった。

ようやく辿(たど)り着いた穴から(のぞ)くと、目に突き刺さるような光が、細い岩の隙間から見えた。
(もう少し。)
(はや)る気持ちを抑えて、ほとんど垂直の穴を慎重に登って行った。吹き付けてくる風は一層強くなり、何度も押し戻されそうになった。まるで風が意地悪をして、そこから先へ行かせまいとしているかのように感じられた。

なんとかそれに耐えて、狭い岩穴を登りきるのと同時に、強い波動が身体に襲いかかって来た。白く(とが)った光と、体に吹き付けてくる乾燥した大気、様々なものが発する無軌道な波動が一緒になって飛び込んで来て、感覚器が悲鳴を上げた。
(痛い!)
そのまま動かずにじっとして、体が慣れるのを待った。そうしている間にも、辺りには、下の洞穴よりももっと多くの生物の波動が感じられた。

ゆっくりと目を開けると、最初に紅色の光が飛び込んで来た。ぼんやりとしていた焦点が合うと、そこに見えたのは大きな花だった。辺りは背丈ほどもある草むらになっていて、そこに数輪の紅色の花が咲いていた。その花を、強い風が揺らしていた。

風に吹き飛ばされないように、しっかりと地面に爪を立ててしがみつきながら、上を見上げた。
高い木々の間から僅かに見えた空は一面、白い雲に覆われていた。それでも空が見えたことが、無性に嬉しかった。
(外だ!)

もっと広い空が見たくなって、強い風が吹き付ける中を、這うようにして近くの木に登って行った。登るほどに風は強くなり、枝についた葉は激しい音を立てていた。太い枝を伝い、鬱蒼(うっそう)とした葉の茂みをくぐり抜けて、枝の先に辿り着いた。

そこに、ざぁっと正面から風が吹き付けて来て、一面の緑の視界の中に一瞬、蒼い空が(のぞ)いた、と思って顔を上げた。その時、鋭い灼熱の光が体を包んだ。感覚器の上げる叫び声に、反射的に身を縮めて結界を強めた。
その弾みで、掴まっていた枝から手が離れて、そのまま風にさらわれた。

ぐんと身体が浮いたと思うと、枝や葉の茂みが体を叩きつける中を突き抜けて、蒼い空に投げ出されていた。白く熱い光が体に降り注いで、感覚器は逃げろと叫んでいたが、強烈な波動(ひかり)がもたらす痛みで身動きひとつ出来なかった。

もう一度体が浮く感覚があって、今度は地面に向かって突き落とされた。
どん、と地面に叩きつけられて、反動でまた体が跳ね上がった。その勢いで、大きな黒い岩を(かす)めるようにして飛び越えると、体に触れた釣り鐘状の黄色の花が、風に散って行くのが見えた。それと同時に、目の前の草むらが途切れて視界が開け、垂直に遥か下まで落ち込む岩の斜面と、遠くに連なる緑の山並みが見えた。

(ここから落ちたら、どうなってしまうのだろう。)
そう思う間もなく、また強い光にさらされて、痛みで身をよじった。
(助けて! 痛い、痛いよ!)
先程叩きつけられた衝撃で結界が削られていたので、痛みは更に増していた。

次に強い風が下から吹き上げて来て、体が浮いたと思うと、辺りが急に暗くなった。強い光を浴びた所為で、全く目を開けることが出来なかったが、衝撃が身体を伝わって来たので、また岩壁にぶつかったのだろうと思った。
それでも、強烈な光からは逃れられたので痛みが半減して、ほっとした。

気が抜けたら、身体の力も抜けてしまった。感覚器はまだ警戒の声を出していたが、意識を保つことが出来なくて、崩れるように結界が(ゆる)んだ。
そして、そのまま、意識を失った。

『暁蕣華の咲く処』(ある子竜の物語)第1章〈4〉 ~フラットアース物語②

『暁蕣華の咲く処』(ある子竜の物語)第1章〈4〉 ~フラットアース物語②

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-04-11

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