背の高いあなた

背の高いあなた

  
   









背の高いあなた



少しだけ見上げてるから

遠いものが

なぜか目の前にあって

だけど

それは

線の先が切ない



一緒にいたい、だなんて言葉は

握り合ってる手から

名前を呼ぶ背中に

少し前に

刻んでおいた



行く先だけでいい



背の高いあなた



決して今だけ

そこへ

見送りたくないけれど。




  

背の高いあなた

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

背の高いあなた

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-04-02

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