思いつかない言葉をあげたくて

思いつかない言葉をあげたくて

  
   







思いつかない言葉をあげたくて

画面から眼を離す

真っ暗な窓に

答えはなくて

あなたの方が言葉が早くて

壁にもたれて

あなたの催促を読んでいる

もう少し焦らしてみる

いつのまにか

月の射光が影を造り

あたしの思いつかない言葉より

あなたの傷つけない言葉が

星を産んでいたことを知った。




  
   

思いつかない言葉をあげたくて

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

思いつかない言葉をあげたくて

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-03-27

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