【曇弔】

【曇弔】

私にはいささか
直の祖の閃光は 射されては
瞼を悼ませては 狂う
眩んで終いたいが 世は
清やかであたたかいと包まれて
あゝ 一雫

祖の火総て 
消し去って頂ければ
私を 綺麗な死に
導いて 暮れるだろうが
掬われる 個の心
永久に苛まれ生きる事
罪

最期にみた光景は 
おそらく
青い日々 掲げた其の手平は
罅割れ 緋に 棄てた
あゝ 塵屑に果てり
陽は 
無常にも 隠れ

【曇弔】

【曇弔】

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-03-16

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