想い出物語

想い出物語

 僕は、夢を見ていた。

登場人物

《星野優野》
 21歳。男
 会社員
《ウソ800》
?歳
 詐欺師
《女》
 25歳
《子供二人》
未来から来た

プロローグ

 その出来事は、僕が話そう。僕は、《ウソ800》という、正体不明な、詐欺師に、僕は、身もこころ、すべて、奪われた。それは、僕が、21歳のときだった。もう一回見たいよ。もう一度、見せてよ。アイツー。

第一章

 会社に入社して、まだ3ヶ月も経っていない。僕は、人と話すのが、すごい苦痛なんだ。『星野!!』先輩の池野さんが言った。『何ですか。』池野さんは、『このプリント、一枚足りてないゾッ』と言う 。『しかも、ちゃんと印刷されてへんっ』『これ全部、確かめてくれへん?』僕はショックで、お腹が痛くなった。仕方ない。確かめるか。『星野のヤツ、媚び売ってやがる。』同僚の相葉が言った。だが、僕の中には、相葉も、池野も、眼中になかった。

第二章

 僕は、家に帰り、パソコンで『セクシーオトナの女のコ』というのがたまたま出たので見た。中を開けると、『ようこそ!!ウソ800へ!!』と文字が飛び出す。ヤバいと思って『戻る』を押した。しかし、無駄だった。いきなり、『ピローン。ピローン。』という音が鳴る。そして、画面が、スペード型のマークが映る。
 『ワシのこと呼んだん、あんたやなあ。』ぼくは、胡散臭いと思い、『ワシのこと胡散臭いと思ってるやろう!?』と言う。『ワシが、仕事がうまくいく男にしてやる!!』と大きな声で言った。『近所迷惑ですから、静かにしてください。』僕は言った。『安心せえ。聞こえてませんよ。』その場の空気が冷たくなる。『この掲示板は、実はなあ。』といきなり、毛虫が僕の前に現れた。びっくりしたので、足を滑らせ、『おっとっと。』と毛虫を踏みつぶしそうになった。『ワシのこと、踏みつぶさんといてっ。』っと聞こえたとき、『ああ~~っ!!』と毛虫は叫んだ。

第三章

 次の日、僕は会社で話をしていた。『星野くんっ』カワイイ女の子だ。何だろう。『星野くん、実は---、ですね。』【ワシや。ワシ。】『昨日、池野さんが、星野くんに注意してたヤツ。』ん?と、女の子を見ると、指でこんなことが書いてあった。『ごめんなさい。あのミス、あたしが。』と指す。僕は、あの後、すごい量の印刷ミスがないか、確かめた。女の子は、『本当、ごめんなさい!!』と言った。顔が、くちゃくちゃになり、目はうるうるしていた。【しょうがないな】『次は、気を付けてください。』

第四章

 星見プランと、僕は、雨の中、帰宅した。プランは、『ここにいていいんですかあ?』と聞いた。【実はな、ワシ】プランは、ぎこちない笑顔を見せた。僕は、『大丈夫だよ。』と言った。星見。星見。僕は、プランの足を見た。うん。次に、プランの、腰だ。はぁん。次に、プランの。『あ。あ。あのぅ。』プランは、おっぱいは、大きいが、スタイルはいい。《どこ見とんねん!!》
 いきなり、大きな声が聞こえた。あ。あ。あれえ。星見が、だんだん、中年のおじさんになって?僕は、ショックで、青ざめた『何やねん!!ワシが変身しとった間、スケベなこと考えて、夢見とったんやろう!?』ウソ800は言った。『---。』ウソ800は、『何かオモロイこと言え!!』と言った。そして、『星野先輩。』『星野先輩と、付き合いたいんです。』また、変身する。ウソ800は、服を脱ぎ、下着姿になる。そして、『はあん。しますか。入りますか。星野せんぱあああい。』『あぁ。あぁ。あぁぁ。』【いっただっきまああああす。】

第五章

 何だか、僕は、甘い夢を見てた気がする。僕は、竜宮城にいる、浦島太郎で、あの、昨日のは、星見プランという、乙姫で。いっしょに過ごしたんだ。目をもう一度。あぁ。プラン。星見プラン。が、いきなり、プランは、蝶に変身し、散ってしまう。【君のひとみ、忘れたくない】僕は、プランのことで、胸が苦しくなった。僕は、この切ない心、どうすればいい?

第六章

 『優野!!優野!!』懐かしい。僕は、目を開けることが、できない。僕は、手を握りしめられ、あたたかい感触が伝わった。でも、僕は、冷たい男だから、こんな冷たい男だから、もう、何もできないよ。どうすることも。女と小さな子供がずっと、星野優野という男を悲しげに見ていた。そして、『回収しました』と、スマートフォンに、『ウソ800』という、宛てから、メールが届いた。

想い出物語

 もう一度。もう一度。見たいよ。

想い出物語

僕の見ていた夢は、【本当におこったことなのか】僕は、ウソ800と過ごした、日々が、まさか、僕は、夢?

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • SF
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2019-03-12

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  1. 登場人物
  2. プロローグ
  3. 第一章
  4. 第二章
  5. 第三章
  6. 第四章
  7. 第五章
  8. 第六章