喪の列

喪の列

   



   


   



   

  






この部屋を出るとき

いつも

一回ずつ

決意しなければならない

俯きながらも

真白を背負って

ひとりで

決して誰にも見計られないように

ほんの

少しのことをも


息が

変わる


「生きなければ」



あの日は どんな顔をしていたんだろうな。
   



   


   



   

  

喪の列

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

喪の列

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-01-13

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