こげつ 作

たくわえ

誰かの声に
桜が咲いた
月が覗いた
夕べの白米の匂いがした

君を想う心に
詩は咲いた
種と水を得る
きっと春には
蕾を溶かす

詩は裂いた
こいねがう心と
貴方と


死は裂いた

あたたかな蕾は冬のままで死んだ

ことば遊びに興じます。ふたつの意味を一緒に持つ言葉って素敵。和歌を見ているといつも思うこと。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-01-10

Copyrighted
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