*星空文庫

マイナス何度くらい?

慶 作

いつか自分を受け止めてくれる人が現れる。

そう思っとったのはいつまでやったかな?

日常に溢れる雑多な情報。
エンターテイメント。
周りの友達。
学校の人間関係。

自分が何を求めとるのか分からん頃から、運命の出会いは素敵ーと思い込まされとった。

運命なんかどこにもない。

現実はただ淡々とそこに在る。

恋人との関係をどう持っていくかも自分次第。

あちこちで恋愛が盛んやった学生の頃。
まるで、やり直しの効かないシミュレーションゲームに強制参加させられとる気分やった。

愛情は努力がないと成り立たん。
だって人間やもん。
無償の愛なんかない。

人からよく優しさを褒められる。その都度適切な返事をしてやり過ごしとるけど、内心は全然しっくりきとらへん。実は冷たい人間やと思っとるから。

こんな人間を受け止められる人はいない。
だって面倒くさいし、下手したら共倒れする。
やで、本気で恋はしいへん。

諦めたら、楽になった。
死ぬわけやないし。

適度な距離感。
最高!
誰のことも傷つけずにすむでね。

『マイナス何度くらい?』

『マイナス何度くらい?』 慶 作

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-12-07
Copyrighted

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