營み
Pは魅力的なものを見つけた。
Pは魅力という引力に身を任せ、周りに目もくれずそれに近づいた。
Pが気がつくとそこは他人の生活のにおいがする場所だった。
魅力的なものは遥か向こう側。全て瞞し、嘘、本当。
そのうえ、身体の自由はきかぬ。
Qがのっそりと隠れていた影から醜い身をあらわすと、馴れた手つきで足と手とを縛り始めた。
Pの抵抗は、よりいっそう逃がれられる可能性を薄いものにした。
逃げようとすればするほどに身体の自由を奪う縄がさらに身体を締めた。
性根尽きたころ再度、Qが姿を現した。
丁度息の絶えそうな頃、とうとうPはQに喰われてしまった。
營み