孤高な差異

孤高な差異

   



   



   

  



   



   



 






微妙な足音の差異だけが ひとたちを救っていた




離れ離れに

互いにちぎれていきながら

また 確かな誰かを探してゆける




そこに顔があった

そこで泣いていたとしても



あなたが彷徨いを求め続けたのは

孤高な差異を聞き分けられたから




歩き続けて

ひとの彷徨いは

広角に透ける未来があったのだった
   



   



   

  



   



   



 

孤高な差異

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孤高な差異

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-28

Copyrighted
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