弊パスの面子事情のメモ

▪弊パスの英雄達▫
とある国、地域、異空間──あらゆる時と場所から管理者の召集によって集められた、選りすぐりのデータ提供源且つ貴重なサンプル達。各位管理者の交渉を何らかの理由で聞き入れ、規約に同意する事で出身地と戦闘摂理の世界を行き来する権利と各自の居住スペースを与えられている。
期限は弊パスの消滅、或いはシステムの完全沈黙時迄。データの使用目的やサンプルの詳細は管理者以外には一切の閲覧権は無く、絶対的な黙秘権を課せられ外部への流出は固く禁じられている。

▪弊パスの詳細▫
・地下降下型の中型施設。地下最深部にアリーナへのアクセスゲートがあり、各自のIDと指紋認証を用いてログイン可能となる。同ゲートでの外出にもIDと指紋認証が必要。
・英雄召集(ヒロガチャ)やカードガチャ等はアリーナとは別階。カードは英雄達の自由に出来るが、英雄召集は管理者同伴の元行うのが決まり。
・バトルステージやプライムラウンジは異空間に存在している模様。
・バトルステージ外でのカード効果及び粒子化は反映されず、攻撃を受ければ負傷或いは最悪の場合死亡する。(聖女の回復も効果を成さない。)
・データの再構築で肉体等の回復は可能だが、生身とデータの相性が芳しくなく、数日は不自由な生活をする羽目になる。
・各自連絡及び戦績確認用の携帯端末を支給されており、施設内及び登録者同士の連絡や戦績確認、デッキ編成等を端末1つで可能としている。
・共有スペースは談話室、食堂、キッチン、大浴場等。料理は当番で作るも可、買うのも可。尚、朝食はバイキング形式。
・談話室のモニターには、戦闘摂理の世界のニュースやミッションやリプレイ等がランダムで映される。
・各自の居住スペースのインテリアの変更は自由、発生した費用は管理者負担。
・一通りの備品、物資、食糧等は管理者の極秘ルートから賄われている。又、個人の外部へのアクセスや現金使用も許可されている。

花火師

仮称:紺まと(コンマト)

弊パスの花火師。最古参のニートの戦績が芳しくなく、渋々バトルを引き受けたところ才能が開花し、着々と昇格して行った弊パスの主戦力。彼女の戦績があるからこそ、弊パスは存在しているようなもの。出撃時の衣装は紅霞。
最古参より後に来たにも関わらず、自分が抜擢された事を驚きつつも今でもバトルは彼女が担当。低ランク帯では常に殺戮の限りを尽くし、"ガンナーとは何か"と英雄達が首を傾げる程だったが、Sランク帯に入ってからは随分と落ち着き、後方から攻めるガンナー本来の役回りに徹するようになった。
年齢は19歳。

性格は冷静沈着。基本的に落ち着いており、大袈裟に慌てたり驚いたりすることは少ない。加えて紅薔薇や音楽家、聖女を筆頭とした面子同じく"お姉さん"という立ち位置に居る為、歳下や小さな子の面倒を見るのが得意。
思った事をはっきり言う節が強く、そのせいで弊パスの総帥を腹立たせ、大喧嘩に発展した程。しかしその反面、肝心な所ではそれを出し切れないことも少なくはなく、周囲の意見に流されて同意してしまいがち。自分以上の押しの強い相手には対処が上手く出来ない様で、意図も容易く押し負かされてしまう。押しに弱い。
歳下組の前では"頼れるお姉さん"として、大人組の前では"物事を任せられる子"として無意識に行動する事が多く、振る舞いに気丈さが目立つ。

相手は言わずと知れた総帥。当初は総帥の傍若無人且つ独断専行な振る舞いや行動に不満を持ち、事ある毎に突っ掛かっては大喧嘩を勃発させていた。然し総帥がいざアリーナへ出る様になってからと言うもの、真面目にバトルに取り組む様子に見方を変えて話し掛けた結果、打ち解けた。花火師との関わりを見た英雄達からの反感も落ち着き、周囲に溶け込んだのは他でも無い花火師の行動故。
総帥が自身に合わせて事を成すのを密かに嬉しく思っており、悪いと思いつつ総帥の言葉に甘えて合わせてもらいっぱなしだが、彼女なりに覚悟は決めている模様。

総帥

仮称:紺臣(コンオミ)

弊パスの総帥。第二戦力にも関わらずバトル結果に難が多く、ほぼ全戦を花火師に任せてしまっている。出撃時の衣装は道化師。
弊パスへやって来た順番は違えど、実年齢が最年長故に弊パスの父親or祖父的立ち位置に該当する英雄の一人。低ランク帯では振り幅はあれど殺戮の限りを尽くしていたものの、花火師が落ち着いた事で此方も落ち着いた。近頃は"御隠居"と呼ばれる程。
外見年齢20代後半、実年齢約2~3000歳。

性格はかなり融通の利かない堅物。自国を愛し、総帥としての威厳と自覚を忘れず、理想実現の為ならば自身が犠牲になる事をも厭わない近寄り難い空気を感じさせる。当初は特にこの考えが色濃く、英雄達を自国の戦力に利用せんとする態度に大半の英雄から不満に思われていた。プライドが高めで、醜態を晒す真似は何が何でもしたくない。他人の弱みや恥、不利な状況を見ることを悦と捉える性格の悪さ。
その反面、良心を捨て切れず何処か非情になり切ずにいるお人好しな性分も持ち合わせており、「自分が我慢すれば早い話」と思えば、圧倒的不利な状況を甘んじて受け入れる事すら不満とも思うことの無い始末。決めた事は絶対に守るタイプ。当初の性格の悪さは幾分か落ち着き、相変わらずの踏み込み難い空気は健在ながらも弊パスの女性陣や子供達の相手をすることも。
過去の生い立ちに何か容易に話せない事柄があるらしく、話す事を頑なに拒んでいる。

相手は言わずと知れた花火師。当初は花火師の物言いや態度が癪に障り、喧嘩も絶えない最低な仲だったが、総帥がアリーナへ行く様になってから鉢合わせる機会や他愛も無い話をする事が増えて打ち解けた。総帥自身も考えを改め英雄達と"仲間"として関わり、当初に比べれば性格もかなり丸くなり落ち着いた。
重要な物事程事を急くのは性分では無い様で、物事は大概花火師に合わせて進める心積もりをしている。尚、弊パスの英雄達曰く「彼奴が人っぽいのは、花火師の前でだけ。」との事。

女子高生

仮称:紺乃保(コンノホ)

弊パスの女子高生。総帥とニート以外で唯一バトルを経験したことのあるアタッカーだが、一度行った以降自分は任されず、総帥が任されるのが不満で目の敵にしている。当時の出撃時の衣装はカラバリ2。
正式には二度バトルに出ているが、初陣はまさかのAI認識され戦績にカウントされなかった。残りの一戦も散々なもので、同じ散々な戦績なのに出撃数が自分より多い総帥が理解出来ない。何故自分はいけないのかと思わない日は無い。
年齢は17歳。

性格はかなり自己中心的。年齢故か、はたまた何かから来る自信か、何でも斬れば解決出来る、或いは解決させたいと思う極端な思考回路の持ち主。更に感情表現が著しく乏しく、喋り方も相俟って表面的に人間性が無い。本人曰く「斬る時は楽しいカラ笑う。」との事。基本的に"斬りたい"や"斬れれば何でも良い"と言う判断の元行動している弊パスの問題児。余談だが、上記の理由で危険と判断した管理者の対策の結果、自身がアリーナへ出られない事に彼女自身は微塵も気付いていない。

特定の相手は居ない。そもそも何故恋愛等するのか、何が楽しいのか、好きなら斬れば良い等と考えている為、まず恋愛自体が出来ない。
然し、恋愛感情は無いものの花火師に甘え、甘やかされるのは好きだと感じるらしく、花火師と何かと行動を共にしたがる。この考え故か、唯でさえ気に入らない総帥が花火師と自分以上の関係を持っているのがとにかく不満。加えて、怒りの矛先の総帥本人は女子高生に対し無関心な為、ほぼ相手にされていない。この態度も、女子高生としては不満且つ嫌いだと思う点の1つ。

殺し屋

仮称:紺ルチ(コンルチ)

弊パスの殺し屋。Cランク帯で数戦レートを盛る為だけにバトルに出向いた幻の英雄。"人が変わった"様な戦績を叩き出すも、以降は戦う気は無いの一点張り。弊パスの父親的存在の一人。当時の出撃時の衣装はオリジナル。
花火師がCランク帯で前後退を繰り返す中颯爽とアリーナへ繰り出し、ワンランク盛って戻って来ると言う驚きの戦績を叩き出してみせた。全勝、BP、キル数、全てに置いて申し分無しの好戦績を納めた彼は、一時期弊パスで「怒らせたら殺される」と噂される程だった。
年齢は50代。いい加減何歳か数えるのが、面倒で仕方が無い。

性格は比較的穏やか。歳に見合う落ち着きとささやかな茶目っ気で大概の事は笑って許してくれるが、伊国の男としての性分故か女子供には甘いが男には容赦と加減が一切無い。とくに、総帥とは恐ろしく気も馬も合わず、顔を見れば言い争いが絶えない。但し息は合う様で、それはそれで両者共に不満な点の模様。
誰よりも妻を愛しているのは今も昔も変わらず、彼女が先立った今もそれは健在。ミモザの日には自国へ向かい、ミモザや彼女の好きだった菓子を買って戻って来る等、彼女を如何に愛していたかが見受けられる。尚、その際には弊パスの女性陣一人一人への厳選された土産も購入しており、女性陣の密かな楽しみ。

指揮官

仮称:紺タフ(コンタフ)

弊パスの指揮官。約1年の期間を経て、4月にようやく召集に応じた新参者。殺る気満々とまではいかぬものの、召集に応じたからにはバトルに参戦するものだと高を括っていたが、生憎の手札不足につき現段階では参戦見合わせ状態。更に、タンクは聖女が有力者だが此方も手札に恵まれず、何れにしても出撃するのは厳しい状況。衣装は新たに吸血鬼が加わり、それが最近の気に入り。
年齢は30代後半~40代前半程。

弊パスへ出向く以前から近況や英雄達の顔触れは総帥から通信で聞かされており、当初は妖華帝国及びヴァルムグラフに有効に使える英雄を通達するのが目的だったが、次第に仲間達の近況報告へと変化したそれに内心意外に思いつつも耳を傾けていた。その結果、同じ4月の限定召集で呼ばれた者同士の誼もあってか花火師と予想以上の意気投合を見せ、それを勘違いしたスプリンター達の「指揮官は花火師が好き」との根も葉も無い噂に、総帥に危うく本気の意味で"消し炭"にされ兼ねない圧の尋問を受けた。尚、本人としては総帥の行動には大概慣れている為、驚きはしたがそれ以外は何とも思わなかった模様。
現段階では皮肉屋な性格が目に付くものの、スプリンター筆頭の幼い英雄や女性陣に黙って親切に接する等の場面を目撃したとの声も僅かばかり上がってはいる。総帥曰く「己の立ち位置や周囲への慣れが生まれれば、多少は変化する」との事。

弊パスの面子事情のメモ

弊パスの面子事情のメモ

総帥、花火師を筆頭に関わりある英雄も含めて何人か。 大体のメモなので完全という訳では無いですが、ベースはこれが元になるかと…

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-08

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

Derivative work
  1. 花火師
  2. 総帥
  3. 女子高生
  4. 殺し屋
  5. 指揮官