可愛いあの子は革靴履いて。



革靴履いた
あの子が泣けば
下腹部抑えて
うずくまろう。
帰りたいままに
あの子,
噴水に
飛び込んだなら
体内時計を
早めて内部,
トイレ不要の
喉を乾かそう。




どうせだったら
ついで,
噴水が足りないって,
水道局にも
電話しよう。




光る眼は
綺麗な眼。
夜闇が足りなく
猫はうなった。
まだまだ未熟の
者と言われた。




あの子の傘が
開いたとき。
植物は
酸素を吐いた。
ため息戻す
僕はもう,
酸素を吸った
後だった。
二酸化炭素を
吐いていた。




光る眼は
綺麗な眼。
夜闇が足りなく
猫はうなった。




延びる蔓はジャイアント。
大きな花を咲かせた。
可愛いあの子は
カワイイという。
ジャックは豆の,
木を登ってる。





どうか。




大きい豆を
落として下さい。
念のためで
2,3個程度で。
ドスンと音が
したのであれば
僕はきっと
当たる。
そして,
その内美味しい
スープになって
女神の口に啜られる。
その時はもう,
息も帰ってる。




ジャックの豆は
まだ来ない。
おかしいな,
と思ってる。




セイレーンが
売っている。
歌声と
セットの竪琴。
羽も生えたら
素敵なこと,
起きそうな気がして
歌を歌う。




眠ってもいない
目が覚めて,
ウーンと懸命
背も伸びる。
小鳥が3羽
ベランダとどまり
遅れたトリオで
オハヨウする。
そんな素敵な
夢を見て,
今日も僕は
眠りにつく。




可愛いあの子は革靴履いて
朝にチャイムを鳴らすでしょう。




可愛いあの子は革靴履いて
鍵を失くさず入るでしょう。




そこで玄関でドアは,
無言でしょう。




下腹部抑えて
立ち上がり,
体内時計を
進めて右向け右,
水道水を美味しく飲む。
電話して良かった。
話して良かった。
噴水の夜は足り,
昼間の公園がイチャイチャする。




正面切った僕は
革靴履いて
可愛いあの子
から逃げる。
玄関の向こうに
飛び出して,
可愛いあの子
から逃げる。




メルヘンチックに
世界の中,
鍵は開いて
ドアノブ回る。




革靴履いた
あの子が泣けば
下腹部抑えて
うずくまろう。
帰りたいままに
あの子,
噴水に
飛び込んだなら,
体内時計を
早めて内部,
トイレ不要の
喉を乾かそう。
どうせだったら
ついでに
水道局にも
電話しよう。




特に噴水の夜が
足りないみたいです。
昼間のカップルは
公園で泣いてます。

可愛いあの子は革靴履いて。

可愛いあの子は革靴履いて。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-09-27

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