悟り

悟り

仏への道を歩いている。お寺に続く道は人生の悟りに至る修業道なのです。
この修行道は心が澄んでいる宇宙に青く凛として美しい心が統一し、一心に修行の心意気に励んでいる。
試練を渡る修道者の威厳に満ちた、熱い暖かいマグマの如き探検者の好奇心があった。
私の宇宙は可憐に変身して仏様の出現を待った、再びあの恍惚体験への夢を叶える未知なる修業道なのです。
美しき花が咲き、太陽の周りを地球が公転する大いなる天体の動きによって、移りゆく時の流れを知り感じる宇宙の行動原理。
わかります。自然が優美な花を咲かせるのはなぜなのでしょう。
この世界を美しくしようしているのです。
この純真さで花が咲く心の原理の中に麗美な自力の修行で澄みわたった、何ものにも影響されない完成された一人の人間となっていた。
森の精霊達が私に道案内をして、様子を気遣い心の有り方の変化まで優しく思いやってくれる、移動体が浮遊するイデアであった。
人間に何の心配がありましょうか。
私にはその精霊の心遣いの意味に、優しくやわらかになり澄み渡る外界の夢の幻となった。
この現実から幻へと変化させる世界から抜ける不思議な解脱現象でした。
私と精霊は一緒に解脱していき、人間ではないものを5感で感じて修行する肉体は、一直線に広がる仏様の光明に満ちていた。
私の心にはほっと仏様の光明が颯爽とでています。
木々が新緑を讃えて生命力の若さを獲得しうきうきと心が躍動している。
その木々の目は辺りの遠く彼方を見つめていました。
そう木々達はその仏堂の暗闇の中に座り、静寂なお経を唱えるお坊さんをじっと見ていた。
この流麗な念仏が奏でる心の飛翔に、宇宙の鼓動をじわっと感じているのです。
不思議な鼓動の動向に、ほのぼのと世明けを知らせる如情のささやかな教え。
その時、暗闇の中で仏像は慈悲の眼差しで私をじっと見つめていた。
木々も仏様の実相の世界に誘われて、春夏秋冬の季節の基軸を感じながら修行して生きています。
森羅万象の木々達は私のような修業者にも、同じ修業する身としての気遣い、暖かい思いやりの心を持ってくれていた。
修行僧は木々に心を静かに寄り添わせ、その軸にある清らかな蒼い仏性を感得して、お互いに清澄な癒しを与えあう。
なんという大きな木の堂々たる逞しさに、修業者は頼れる安心立命を感じて青空にふわっと浮かんだ。
ただ安らかに、ただ安らかに祈り、木々の人生の意味深い力を感じさせられて確かに思う。
私は確かに感じます。木々は私より多くの経験を淡々と積み重ねて生きてきたことを。
人生の苦労を知る木々への例えようもない親近感が、私に爽快な情念を浮かべさせ嬉しくさせた。
私は木々に優しく見守られながら、これからもずっと安心して生きていけます。
木々に強い意志を持つ大事さを教わり、願いの成就の為に、一心にして仏道の媒体の完成に向けて、一つの仏像をこつこつと彫り続けるのです。
お教をあげて木々と思いを伝え合う、私と応答する自然の偉大な合唱の高周波を聞いていた。
私の内なる心は自然との関係性の中で、清らかな互いの仏の素性を顕にしていった。
木々にとまる鳥達も自然の波動に答えて、ありのままの仏性を顕にさせて大空を飛翔していった。
そこに私の生まれたままの内なる心の無の宇宙があった。
「私は木々と鳥達と仲がいいのかしら。」仏性の在り処をお互いが通じている安心感。
そして天空の時空に抜けていきたい、その憧憬を願う明らかな共通性があった。
何もない無の存在に憧れるのです。何というみそらの仏の清らかさを知ったのでしょう。
木々と鳥達に助けられて、私の厳しい修業道は何と愛らしい心の世界に変身したことでしょう。
私を仏の完成体へと変身させたのは、誰の計らいによるものなのでしょう。
私に生命の存在しえない物的証拠を示して、そっと仏の真理を知れた喜びの中に、何とも妙な原始の人間への回帰があった。
知の探索を行い、創造性の復活を願う丘は明けて、清められた仏の光がうっすら指していた。
復活の時はもうすぐなのです。私は期待しています。
内なる宇宙の再生を望む、未知なる人間のうきうきとした、仏心の成就をずっと感じたい。
仏の加護によって、私の精神は青空の深遠な世界にふわーっと広がっていった。
この安らかな祈りは人間に休む必要性を教えた。全てを安心する心は、さらに美しい次元に休まっているのです。
未知なる爽やかな澄み渡る事象を教え、お教が伝道する媒体が、夜明けの明星を迎えた。
さあ、ついに時空は満ちました。
修業の課程が一つの筋目を迎えた、満願たる思いで達観していき、今万行を迎えたのです。
やっと知りました。仏の鍛練した心は成熟した果実を実らせたこの精神の完成を。
このようにして、人生の大寺院の仏門へとたどり着きました。
はっと知ったのです。この私の内なる宇宙は何ものにも変えられない。一つの心の宇宙を知ったのです。何ものにも変えられない一つの心を私は知っている。
ようやくここまで来たのです。何という例えようもない安心感なのでしょう。
人生で1つの夢を叶えるには長い時間が掛かるものなのだと実感を抱いた。
さあ、これから幸せが待っている。
人生の意味を一つの心として理解したのです。

悟り

悟り

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-25

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted