*星空文庫

扇風機

風船 作


あぁ、ちょっと。
どこ向いちゃうの?
愛しいあなた。

さっきまで、
私ばっかりみてたのに、
いまはあの子に目移りしてる。

ふつふつと
沸騰している空気は
まるであなたに焦がれる
私のようね。

そよそよと
私の髪を揺らす風は
まるであなたの細い
手のようね。

ねぇ、あなた。
あなたはもう一度、
私を見てくれるかしら?

首振る扇風機のように、
またあの子を見てもいいから。

『扇風機』

読んで頂き、感謝です。

『扇風機』 風船 作

扇風機をテーマに。あなたは目移りしてしまう。読んで頂けたら幸いです。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-07-12
Copyrighted

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。