*星空文庫

ポエトリィ・ニュウロシス

西園寺リルケゴール 作

ポエトリィ・ニュウロシス

    







   


  




詩が内面化を強要する

内面を撲殺せよと

困惑する

あの人の虚言は

過去への過小評価

前の人との滑りの頻度

執拗に性交情景妄想

私の突起を蝕む

私の自慰が歪になる

自慰が歪に罪悪

写真を見なかった

内面は姑息にあの人に密告する

詩を書けない理由



苦しい午後

詩の刺客

拘泥する自分のいない湿り

美化されない事実に嘔吐

自慰の一瞬にだけ

需要になる名前

潜伏した詩が蜂起する

必要とせよと最後通牒

書くことを拒む

詩が自傷せよと連続誘爆

内面を拒む

怖い午後色彩

もう

ひとの

声が

ない




詩が不安にさせる

要求させられる

内面の塹壕との対峙

詩を放棄したい

思えば

詩は根深い神経症なのだ

書くことは

治癒されなければならない

時折ひとが苦しい

生きることが逃走だった

切実の忘却

一握りの落伍しかない




             「見ないこと」



                       唯一のこと

    







   


  

『ポエトリィ・ニュウロシス』

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『ポエトリィ・ニュウロシス』 西園寺リルケゴール 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-06-29
Copyrighted

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