降りていく、リズム

降りていく、リズム



   







   





死が

隣で

おまえが

おまえだけが

近い

苦悩ではなく

空っぽのような

お腹いっぱいのような


それでも

夕刻は哀しい


傾斜していく陽の中で

詩は

燃えていたかもしれない

きっとそれは

いまだおまえの生の

残り火


決してまだ

失くしてないおまえの

おれのなかの生死が反復している


おまえに出遭えた至福のなかに。




   







   

降りていく、リズム

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降りていく、リズム

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-06-07

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