Neo border          [ Version1.0 ]     ■ G001 ■

Neo border [ Version1.0 ] ■ G001 ■

  Foresight

近未来、現実国家では正すことのできない不合理がネット上に仮想国家を生み出した

“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”とは

天空から神のごとく地球を見下ろし
地上の様々に心躍り、
心あらぶり、
心悲しみ
心安らぐ時に
私は天使となりて地上に舞い降り
その翼を希望に変えて
地上人となろう

□ G001 □

"Mark Fros"が始めた“あなたが国を創るなら”というテーマをベースにしたコミュニティのミーティングを、より楽しめるように“John Reeves”をはじめとする3Dに秀でたメンバーが集まり、仮想空間に擬似地球を製作。
世界各国の有名な街やお店をリアルに映像化し、コミュニティのメンバーがネットを通じてそこに集まれるようにした場所。
システムは“Valkrie(人工知能プログラム)”系の人工知能で基本構成されている。

初期のベータ版はとてもシンプルなつくりで、ネット会議の拡大版のようなものであったが、数ヵ月後にはセキュリティを最高レベルに設定できる機能をつけて正規版が公開された。
後に
Version2.0 で人工知能型(人工知能プログラム”Valkyrie”の一端)多言語同時対応の会話機能システムの導入。
Version3.0 で地球周回軌道上のインタラクティブでリアルな映像の構築。
Version4.0 で建国システムの構築
Version5.0 で経済活動システムの構築
  ・・・

初期タイプは現存する全ての人工物やインフラなどは引用拒否されない限り忠実に再現されているが、映画のセットのように張りぼてであり、現存する人間は当然そこにはいない。
とはいえ目的がコミュニケーションでありミーティングなので、特にこの段階では問題ではなかった。

やがて世界各国の有名な街にメンバーが集まり、宗教や国籍、民族を否定、強要しない事が基本前提で、“あなたが国を創るなら”というテーマといくつかの約束だけで様々な議論があちこちで、周りの情景を楽しみながら盛んに行われ始めた。

現実世界においてツイッターや、SNSでの情報交換や集会の呼びかけも、この空間においては、瞬時に伝達できるため、
集まる人の数はすぐに百単位で、会議や話し合いがあちらこちらで即座に始まった。

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”仮想地球(Globe of Virtual Reality )”についての解説サイト

http://www2d.biglobe.ne.jp/~mik-lion/about/globe/of/virtual/reality/index.html

Neo border [ Version1.0 ] ■ G001 ■

Neo border に出てくるキーワードの解説です。 今回は「“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”とは □ G001 □ 」です

  • 小説
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-09-19

CC BY-NC-ND
原著作者の表示・非営利・改変禁止の条件で、作品の利用を許可します。

CC BY-NC-ND