夜が明ける【モドキノツドイ二次創作小説】
1
偽証、結晶、相承、伝承
それらには共通点はない、僕には永遠にそれらをわかるはすがないのに知りたがる
僕はいい加減に諦めた方がいいと思うだけど諦められない、彼女を護りたいでも僕には彼女が守れない
だからまだ頑張る頑張りたい
頼りないから頼られるようにしたい
「偽ロック、なにしてるの」
2
神様に祈るときはあまり何も考えずに祈っている
そういえば今日は実況だっけ、何時だが確認しなくちゃ
私は巫女服から着替えて私服を着る
「そういえば今日はお客様来なかったなぁ」
ここは明星神社、そこにいる私はその生贄
「偽てんてん、時間だよ」
「あーまじで?いくー」
日常が崩れる音がする
3
犯人はそこにいる、煮えたぎる頭によぎった
虚像を見つめていた私は赤い人を見る
包丁が怖い、肉切り包丁が怖い
偽ロックがいるだけまだいい、頼りないけど
「偽まっちゃん」
「死ぬんじゃないよ」
「死にたくないのはお互い様でしょう」
私達は笑って逃げた、逃げた、逃げ切れた…?
そう、本当に。
4
どうか、みんなが生きてほしい。どうか明日に奇蹟を
走れ、走れ、走り続けるのだ。腹黒とか言われてもいい
だから、明日を壊さないで。未来を消さないで
明日を生きる私達の希望を消さないで
「偽Tつぐ!?」
大丈夫、また今度会えるから
「バイバイ」
また明日、学校で会おうね。みんな
飛び降りた
5
「だーるまさんがこーろんだ」
「だーるまさんがこーろんだ」
「はーやくしないと冷め切っちゃうよ」
そんな呪いのような言葉が響く、みんな気がついて
私は最強じゃないの、最弱なの。
だからみんな褒めないで、助けて
「偽Mくんはやっぱり最高だわ」
だから違うの、私は劣等生だから、だから助けて
6
たかが夢、されど夢、能力者がいる世界に憧れた
能力者なんざいない、ドーミーネーターがいる世界
犯罪指数なんて知らない、だけどこれが罪ならば
これが罰ならば、その罰を受けよう。
「大丈夫、まだ正常さ。彼女を守るためだから」
相棒がいない朝なんて怖くて眠れない
だから、待っていてね、相棒
7
刀を振る舞う、この時が落ち着く。
代々剣道の家にいたからかもしれないけど落ち着く
暁町北区にある小さな道場、そこに俺の家がある
「偽KCー」
「偽Tつぐ、珍しい」
「手合わせしようよー」
普段しないくせに何があったのか
まぁいいだろうと言って竹刀を手にかける
さぁ、始めよう。これは試合だ
8
今日まで記憶を全部消えてしまったらどうなるのだろうか
君は怒ってくれるのだろうか、君は笑ってくれるのだろうか
わからないけどとりあえずいつも通りに笑って
「頼りない」
と死体を見ながらいう、でも頼りなくていい。
居てくれるだけでいい、それだけでいい
「どうせ、私たち黒幕だし」
嘲笑う
9
そういえば、私が所属してからなんやかんやで長いけど
偽物語から始まったこのメンバーに居て良かったと思う
神社の拝殿も今日はいつも以上に綺麗にしている
だって、メンバーがお参りにくるからね
「おーい、偽てんてんー」
「まずはちゃんとお参りして」
「はーい」
あぁ明日も平和になればいいな
夜が明ける【モドキノツドイ二次創作小説】