五月雨

わたしの最愛の友人へ送る

大好きな人の好きな人


君はすごくかわいい人だ

今も昔もずっと変わりはしない

彼はどうして君の魅力に気づけないままでいるんだろう

彼はどうして君の素晴らしいところに気づけないのだろう

それって とても勿体ないことじゃない?

君はとても綺麗なのに

優しくて 礼儀正しくて

人と話したりするのは苦手だけれど

本当はすごく柔軟な考え方を持って

誰にでも寛大な心を持って受け入れることができる

そんな人なのに

君のダメなところさえも長所なんだ

君の欠点さえもかわいらしく思えてしまう

きっと世界中の人は

君の真の魅力を知ったら

君の虜になってしまうだろうね

君はそんな人さ



だから 君はそう気を落とす必要はない

だって こんなにも隠しきれない魅力があるのに

気づいて受け入れられない彼は

あまりにも釣り合わない


君が美しすぎるんだよ

大丈夫さ

終わりのない悲しみなんて 苦しみなんて

絶対にない

わたしは君の悲しみが終わるまで

そばにいて支えてやることができるんだ

君にはわたしがいるってこと

いつも忘れないでほしい

そして たくさんの人を愛してほしい

わたしもそのほかも

そしたらきっと

いつか出会うはずの

君の魅力に気づき

わたしよりも君のことを想ってくれる 素敵な人に

君が与えてもたらしたたくさんの愛を

そのままそっくり返してくれるはずさ

同じ大きさ

同じ形でね


それまでは

もう少し わたしと一緒にいようよ

五月雨

五月雨

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-05-31

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